出会い系アプリに初挑戦したタピオカ大好きアラフォー女子の体験記
最近ドはまりした出会い系アプリ。いろんな男性といつでもエッチできちゃう魔法のツール。忙しくて我慢ばかりしている毎日だったけど最高のストレス解消法を手に入れました!
洋子には最近ドはまりしているものがある。
スマホの出会い系アプリである。
この3ヶ月間で6人の初対面の男性とエッチしたのだ。
スマホの無料アプリを使っていると、やたらと出会い系やマッチングアプリの広告が出てくる。
普段、スケジュール管理や暇つぶしのゲームアプリを便利に使っているが、ある日たまたま変な広告をタップしてしまった。
それは、キュンキュンメールなる出会い系アプリのバナー広告で、完全無料なうえ、ユーザー登録するとコンビニで使えるゴンタポイントが2千円分もらえるとのことであった。
それなら、もらえるものをもらってすぐに退会すればいいやと考え、気楽に登録したが、始めてみてすぐにのめり込んでしまった。
簡単なプロフィールを入力して、誰とわからないように猫加工した顔写真を載せると、あっという間に50通ほどのメールが来た。
メールに返信するとゴンタポイントも貯まるので、ゲーム感覚で楽しめる。
数がどんどん増えてくるので、すべてのメールを丁寧に読むことはできないが、差し当たり極端に年の離れた老人や若者は飛ばして読んでみた。
ほとんどは卑猥な内容や、ストレートな援助交際の誘いであった。
人並み以上に性欲の強いアラフォーの洋子であっても、初回から露骨でやらせろ的な内容では興ざめである。
そんな低レベルなメールの中で、とても感じのよいものもいくつかあった。
大学講師をしているという40代の男。
カフェ情報に詳しく、洋子が前から行きたいと思っていたカフェのおすすめメニューや、隠れ家的なナイトカフェを教えてくれた。
そして、とうとうその話題の流れで一緒に行くことになった。
初対面のとき、洋子は何年ぶりかと思うくらい緊張した。
男性と遊ぶのはそれくらいご無沙汰だったのだ。
待ち合わせ場所に現れた男はプロフィール写真とはかけ離れた肥満体で、容姿的には期待外れであったが、会話は適度に知的でエッチな内容もありおもしろかった。
カフェ自体は平均的なレベルで見るべきものはなかったが、1時間ほど楽しく過ごせた。
さて帰ろうかという段になり、その講師は冗談っぽい語調ながらもストレートに誘ってきた。
「洋子さんと出会って、すごく素敵だし楽しかったです。同年代で話も合うし、正直、その魅力に超ムラムラしてます。きっとエッチしても楽しいと思うよ」
「今日会ったばかりなのに、即エッチするの?」
「洋子さんが嫌がるようなことは絶対しないし、ストーカーみたいにしつこくして迷惑を掛けるようなこともしません。帰りたくなったら帰ってもいい。だから、これからホテルへ行こう」
熱心な誘いに負けて洋子はラブホテルに同行した。
数年前の離婚以来、洋子は男との結婚や同棲にはもうこりごりしていたが、体は正直で、特に生理前は無性にセックスがしたくなる。
普段は理性で抑えこむか、ネットのエッチ動画を見ながら自分で処理してきたが、生身の男に抱かれるのは本当に久しぶりだ。
自分の好みから言えばもっとマッチョな男がよかったのだが、自分のたるんだ体だって相手にとっては期待外れかもしれない。
(お互い様、だよね…)
それぞれでシャワーを浴びて、二人で裸を見せ合ったとき、妙に得心した。
それからの洋子は吹っ切れたように積極的になった。
大学講師は悪い人ではなかったが、もっと自分好みの男を求めてさまざまな男性とメールのやりとりを続けた。
自営の酒屋、既婚の会社員、スポーツジムのインストラクター、ファッションライター、塾講師…。
次々に出会いを重ねた。
一目見て第一印象が悪かったり、最初の5分の会話が噛み合わないだけで、即行で帰ってきたこともある。
悪くないと感じたら、相手の誘いにも気軽に乗ってエッチもする。
しかし、どの相手もそれなりに盛り上がり気持ちよかったが、今ひとつしっくりこないのだった。
何か物足りない。
そんなとき、会社経営者の雄一に出会った。
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