お隣さんに色仕掛け (Page 4)
「はい、休憩はなしね?」
いつの間にかゴムを付け終えてた新谷さんは、優しい声とは裏腹にいつのまにか後ろから力強く私の腰を掴んだ。そのまま、膝に座らせるようにして下から私の中にズチュンと自身を埋め込んだ。
「あぁ…っん!」
一気に奥まで入られて、一瞬意識が飛びそうになる。
「もしかして安野さん、今イッた?」
新谷さんは耳元で囁きながら、後ろからしっかり私ん抱き締めて速いストロークで突いてくる。
「も、わかんなっ、あっ、あっ、ぁあんっ」
私のGスポットに引っ掛けるような絶妙な動きで、気持ちよさが止まらない。
「エッチな声止まんないね?安野さん?」
「だ…って、気持ちいいんだもん…っ」
「下からガンガン突かれるのがいいの?またすぐイッちゃう?」
「うん…っまたイッちゃう…イッちゃうよぉ…っ」
「ハハッ、安野さんはいけない子だなぁ。よく知りもしない男にめちゃくちゃにされてんのに何回もイッちゃうなん…てっ」
「あっ!あ、あぁっ、はぁんっ!」
「こーんなにエッチな子だったなんて、昔の可愛い姿からは想像もできないよ…っ」
「え…っ」
「ホラ…ここ好きで、しょっ」
「あっ、あぁんっ!」
新谷さんに抱き締められがら、私は三度目の絶頂を迎えた。新谷さんは一度私の中から自身を抜くとサッとゴムを付け替えて、また私の入り口にピタリと付ける。イッたとは思えないくらいの硬さに、私は思わず息を呑んだ。
「まだまだ、これからだからかね?安野さん…っ」
ビショビショに濡れたそこは、新谷さんを再びすんなりと受け入れた。正常位で激しく突き上げながら、新谷さんは私に深いキスをする。
もう、体中ドロドロに溶けそう。
その後も私は、もう正気でいられなくなるくらい新谷さんにイかされて。彼の言葉の真意を確かめる余裕も与えてもらえないまま、最後は気絶するみたいに眠りについた。
*****
新谷は、自身の横で無防備に眠るレイの頬を愛しげに撫でる。
「やっと会えた、レイちゃん…」
彼の手に握られているのは、古びた一枚の写真。それは中学のクラス写真で、真ん中に映るレイはあどけなさはあるものの今と同じ整った作りの顔立ちに笑みを浮かべていた。
一方新谷は、一番端の隅っこで無表情で立っている。低い背丈に分厚い眼鏡、肌も荒れていて今の見た目とは到底似ても似つかない。
新谷は、ずっとレイのことが好きだった。伝えられなかった一途な思いは拗れに拗れ、レイのことを調べ上げた彼に、知らないことなんて何一つもなかった。
「レイちゃんの運命の相手は俺だってこと、一生かけてわからせてあげるね…」
滑らかな頬にキスをして、新谷はレイを優しく抱き締めた。
幸せそうに眠るレイは、まだ何も知らない。
Fin.
素敵です…!!
エロくて可愛い感じがするんですけどハードな要素もあって、とても好きです!!
ましゅまろ さん 2021年1月17日