いぢわる☆パレード (Page 6)

「ハァ…あぁ…」

真ちゃんが、私の肩に歯を立てながら、両胸に軽く爪を立てる。

「…ウッ…」

肩の歯跡を舌で宥めながら、両の乳首をピン、と強く摘む。こんな…こんな真ちゃんが…彼の中にいたなんて…。驚きと少しの怯えを、快感が大きく凌駕していく。

「あっ…あぁーん…真ちゃん…。真ちゃん…」

「どした?」

どした、もないよと思いつつ。

「気持ち…いい…」

わかってるよ十分に、とでも言いたげに真ちゃんの両の手は、息は、私の心身を侵略していく。ずっと…ずっとこのまま…誰も来ないで…お願い…ここで…ここで欲しい…。

「すっごい音。静かだからめちゃくちゃ響くね」

ぐちょ…ぬちゃ…ぬちょ…。

「待って…ダメ…。なんか…」

ずぽっ…ぬちゅっ…。ズブズブと指で掻き乱され、芽を繰り返し摘まれ、胸は絶えず弄ばれて。

「なんか…おかしいの…ね、止めて、真ちゃん…」

私の脚の間に初めての感覚が訪れている。

「…お手洗い…借りたい…たぶん、出ちゃ…う…汚れちゃ…う」

意に介さず、真ちゃんは私の背中にキスを落とす。ビク…ビクッ…。私の身体がバネのように跳ねる。シルバーの板面に、私をみつめる真ちゃんが、ぼんやりと映る。ギラギラとした目に見つめられながら、私は初めての感覚を受け入れはじめる。

「やぁ…っ…だめぇぇ…汚しちゃう…ハッ…アッ…あ…ぁあーん」

気持ちよさに耐えきれずに泣く私の臀部を。パチン、と真ちゃんの掌が打つ。限界だ。私は息を殺しながらも獣のような息を漏らしながら、オブジェにしがみつく。

「はぁ…うううーーっ!」

ピシャァーー。透明な液体が私の脚の間から噴出した。

「きゃ、や…ぁ、あぁーん…恥ずかしい…見ないでぇえ…」

芝生と、たぶん、真ちゃんの革靴も汚してしまったに違いない。私はカーディガンの前を押さえながら、横長の石碑の様な大きなオブジェに横たわった。空が見える。スカートの中の濡れた叢が、恥ずかしくて堪らない。

「おっ…おも…お漏らしして…汚しちゃ…うなんて…」

ポロポロと泣く私に、笑いながら真ちゃんが覆い被さりキスをくれる。

「…違うよ、これ、潮だよ」

掌をぺろりと舐めながら真ちゃんは笑う。

「し…潮吹い…ちゃったの?私…」

今までとは異なる羞恥が私を包む。

「鯨でもないのに…」

恥ずかしさを誤魔化す私を、ぎゅーっと真ちゃんは抱き締めてくれる。

「初めて?潮吹き?」

コクリと頷き、真ちゃんにしがみつく。

「やべぇ…うれし…。可愛い…」

私の着衣を整えながら、そこかしこにキスをくれる。

「いじめすぎちゃった?俺」

「…うん…でも…」

「でも?」

「…好き…」

公開日:

感想・レビュー

4件のレビュー

いぢわる☆パレードのレビュー一覧

  • ちょっとダラダラ

    ちょっとダラダラした話でした。
    単に長いからでなく、なんとなく歯切れが悪く情景がわかりづらいイメージです

    5

    さわら さん 2021年1月5日

  • 白昼夢の様な甘い妄想に浸れました

    主人公の期待や想像する様に自分も重なり、甘い妄想に入り込んでしまいます。
    声音の描写に、好きな声を思い浮かべて…。

    丁寧な描写がそのまま焦らしの様な、最初から最後まで、強弱愛撫された様な気分です。

    実際には出来そうもないシチュエーションだからこそ、読んで想像して、されたくない、されたい…という絶妙ないぢわるさを味わえました。

    2

    ひつじ さん 2021年1月13日

  • 星をつけ忘れたました

    非常に好みなので、繰り返し読んでおります!

    2

    ひつじ さん 2021年1月13日

  • 真ちゃんのたまに出る敬語が好きでした。

    3

    コユビ さん 2021年1月23日

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