いぢわる☆パレード (Page 5)

「ん…っ…ふぅ…」

容赦なく舌を差し込まれ、カーディガンのボタンが開かれる。

「…あッ…!」

思わず声が漏れてしまう。だって…私の胸が、秋風に触れてしまっているから。剥き出しの白い胸を、褐色の手が揉みしだく。背中から、興奮している男の低い吐息に包まれて、私は立っているのが辛くなってくる。そっと、その私の腰を真ちゃんは支えながらも、片手は胸への刺激を止めてはくれない。こんな真ちゃん…初めて…。

「俺だけが…見てるから」

掠れて上擦る声に、スマホのカメラのシャッター音が重なる。背の高いオブジェにしがみつき、ぷるん、と胸を晒す女がそこには映っているのだろう…。羞恥で私の目には涙が浮かんでくる。

「いや?…嫌じゃなければ、スカート…たくし上げてみて…」

私から少し身を離した真ちゃんが、私を見下ろす。私は観念してオブジェによりかかり、真ちゃんと向き合う。膝丈のスカートを少し、持ち上げて、また下ろす。

「やっぱり、恥ずかしいか…。強引に、するよ?」

「えっ、あっ…」

先程の、オブジェに私が持たれる体勢にぐいっ、と戻される。冷たいオブジェに裸の胸が押しつぶされ、お尻を真ちゃんに突き出している私。真ちゃんの手が、乱暴に私のフレアスカートをたくしあげ、私の脚の間を掌で覆う。

「…あっ…ふぁ…ッ!」

「聡子、びしょびしょだね…」

パシャ。シャッター音。足元の人工ではない芝の草。青々しく眩しい。こんな爽やかな健やかな場所で。

「多分、今日はブラインドが閉まってるけど…。この向こうがカフェテリアみたいでさ。これから数日、そこでランチしながら、思い出そ…」

「ひどい…えっち…」

なんの抗議の意味も込めず、かえって彼を誘う雌の本能。私の甘えに、彼はのしかかる。

「もっと…ひどいことしてほしい?」

「…だめ…」

「ここじゃ、人が来るかもしれないから?」

うん、と頷きかけたけれど、そんなゆとりは失われた。下着の隙間から、真ちゃんの指が侵入し、私の芽を摘む。

「…はぁ…んッ…あ…」

薬指で芽を押さえられ。人差し指がぐっ、と叢を掻き分け、差し込まれる。

「んんッ…はぁ…ぁあ…真ちゃん…お願い…」

「ん?」

「裂けちゃう…」

「ん?これ?」

下着をくいっ、と真ちゃんはズラす。肉襞が食い込んでしまう。

「や…違うッ…」

「裂けたら困るよね…脱ぐ?」

私は首を横に振る。指を抜かれて頼りない脚の間。

「脱がせてほしい?」

私は顔を両手で覆う。懇願を見透かされてしまったのか、真ちゃんは下着に手をかけ、膝まで下ろされてしまった。

「色…変わってる…ね?」

どうしようもなく濡れてしまった叢も、空気に触れる。さらに足首まで、下着が下ろされる。オブジェの石に埋め込まれたシルバーの板面に私の顔が映る。なんて淫らな顔をしているんだろう…。

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感想・レビュー

4件のレビュー

いぢわる☆パレードのレビュー一覧

  • ちょっとダラダラ

    ちょっとダラダラした話でした。
    単に長いからでなく、なんとなく歯切れが悪く情景がわかりづらいイメージです

    5

    さわら さん 2021年1月5日

  • 白昼夢の様な甘い妄想に浸れました

    主人公の期待や想像する様に自分も重なり、甘い妄想に入り込んでしまいます。
    声音の描写に、好きな声を思い浮かべて…。

    丁寧な描写がそのまま焦らしの様な、最初から最後まで、強弱愛撫された様な気分です。

    実際には出来そうもないシチュエーションだからこそ、読んで想像して、されたくない、されたい…という絶妙ないぢわるさを味わえました。

    2

    ひつじ さん 2021年1月13日

  • 星をつけ忘れたました

    非常に好みなので、繰り返し読んでおります!

    2

    ひつじ さん 2021年1月13日

  • 真ちゃんのたまに出る敬語が好きでした。

    3

    コユビ さん 2021年1月23日

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