シェア彼氏 (Page 4)
騙していたとはいえ、何度も自分を抱いた男が、目の前で姉にばかり尽くしている…。理不尽と思いつつも、妬み嫉み、そして体が熱く疼いて仕方がなかった。
健人はそれもわかっていたのだろう。
「お前、ヤりたくてうずうずしてんだろ?こっち来いよ…」
美雨は待ってましたとばかりに健人の元へと急いだ。
健人は仰向けになり、絶頂を迎えてぐったりした美花を自分の顔に跨るように座らせた。
美花は息が上がり、顔は赤く火照っていて、快楽に溺れて健人の言いなりである。顔面騎乗位…完全に淫らなメスと化していた。
「美雨チャンは俺のちんこ好きに使っていいよ、どうせ俺は知らずにお前のこと抱いてたんだしな」
健人は蔑んだような目で美雨を一瞥したのち、再び美花への愛撫を始めた。それでも美雨は自身の欲望には勝てなかった。
乱れる美花の姿に興奮し、自身を硬くしている健人のモノを、美雨は愛おしそうに頬張った。さらに硬度を増すソレが、嬉しくてたまらなかった。ガチガチになったソレを、2人を恨めしく眺めて興奮し、濡れそぼった美雨の体に埋めていく…なんと捻れた関係だろうか。
美雨は健人に跨り腰を深く落とした。はぁ…と熱いため息が漏れて、待ち望んだ快感に酔いしれた。
一心不乱に腰を振り、これではまるで自慰ではないかと頭ではわかっても、止めることはできなかった。
じゅばじゅばじゅば、じゅー…、じゅぶじゅぶじゅぶ。
「あっ、あっ、あっ、あっ…!!」
ぐっちょぐっちょぐっちょ…。
「んっ、はぁ…はぁ…はぁ…!!」
部屋にはいくつものの水音と、姉妹の嬌声が響いていた。自身の快楽に溺れてぐちゃぐちゃに混じり合う、ここは楽園か地獄か。
真っ先に果てたのは美花だった。健人にしつこく責め立てられて、叫び声にも似た嬌声を上げながら、布団の上に倒れ込んでいった。
次に絶頂を迎えたのは美雨。虚しくも、自身のイイトコロにばかり刺激を与え続けることと、この異質な空間に興奮し、すぐに絶頂を迎えてしまったのだった。
最後は健人。
絶頂を迎えた美雨のナカから自身を抜き取ると、イッたばかりでぐったりしている美花のナカにぶち込んで、激しく腰を打ち付けた。
「今、ダメっ、頭っ、おかしく、なるっ…!」
美花の叫び声にかき消されるような、小さく低い呻き声を上げながら、白濁液を美花の白い肌の上にぶちまけたのだった。
美雨は、健人が愛しているのは美花なのだと確信し、今までの行動を恥じ、反省した。もう二度と悪ふざけはしまいと…。
しかし、健人の口からは耳を疑うような言葉が。
「俺が好きなのは美花だけだけど、たまには3人でシてもいいよ?今度は美雨チャンにも色々してあげようか?」
今に始まったことでもないでしょ?
そう付け加えて、健人は悪い顔で微笑んだ。
3人の新しい関係が、始まろうとしていた。
Fin.
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