リバーシブル / この頃、流行りの!?
好奇心いっぱいで行動的な美人の光と、おっとり天然系な亜美は同じ大学に通う仲良しコンビ。だけど、オナニーも満足に知らない奥手な亜美が、実は彼氏を欲しがってると知って…光の取ったおせっかいな行動で、二人の友情が変わっちゃう??
「え?ダメだよ。光ちゃん、養護の先生いないのに勝手に入っちゃ!」
「亜美って心配性ね?ここの大学は常駐してる訳じゃないのよ」
光と亜美は同じ大学に通う仲のいい友人同士だ。
ただ学部は違っていて、光は服飾・被服学部、亜美は教育学部に籍を置いている。
お洒落で活発な光と清楚で大人しい亜美は、正反対の性格だが不思議と気が合い、キャンパスで顔を合わせた時には、よくつるんでいる。
講義が終了し、校内に人影がまばらになった頃を見計らうと、光は亜美の腕を取り、医務室に強引に引き入れた。
そのまま後ろ手に扉を閉めると内側からガチャリと施錠し、満面の笑顔で亜美を振り返った。
「さあ亜美、脱いで!」
「へっ!?どっ、ど、どういう流れっ?頭、平気??」
「だからぁ!さっき悩んでるって言ったじゃん?彼氏が欲しいけど、自分は不感症なのかもって?」
「ちがっ!男の人が苦手で触られると固まっちゃうだけ!だっだからって、そういう話じゃなくない!?何でココで脱がなきゃならないのっ!!」
地方出身の亜美は清純なあまり、どこかズレているイメージがあり、性的な話題になると必ずと言っていいほど顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
光はその初々しさが可愛くてたまらず、保護欲をそそる反面、少し意地悪をして、からかってみたくなるのが常だった。
「あのさ、大体、亜美ってオナニーとかしたことあんの?」
「ええええええッ!?」
「その反応じゃ勉強ばっかりして、ロクにオナったこともないんでしょおっ?」
亜美は耳まで赤く染めながら、大きな瞳をさらに大きくして光の言葉に衝撃を受けている。
「み…みんな、してるの?」
「あったり前よ!オナニーは性感を高める自主トレと一緒なんですからねっ!20歳過ぎて、それを怠ってるクセに彼氏が欲しいなんて厚かましいわよ!女として不誠実、極まりないわっ!」
「そっそんな…どうしたらいいの光ちゃん」
オロオロした涙目で自分を上目遣いで見つめる亜美に向かって、光は吹き出しそうになるのを必死で堪えた。そして、上辺だけ、いかにも「親身になってます」という表情を浮かべながら答える。
「じゃあ、私が教えてあげるから、とりあえず下着だけ脱いで後ろのベッドに寝てごらん」
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続編お願いします!!消化不良です!!!!!
そめ さん 2020年10月21日