私のペット (Page 2)
弘樹が私の体を反転させて向かい合うと、弘樹は私のすべてを食らうように激しくキスをし、唾液を流し込む。口内のすべてを奪われそうな激しいキスと舌遣いに脳が酔ってしまいそうだ。
弘樹の指が膣内に侵入する。そこはすでに愛液によって満たされ、容易に弘樹の指を受け入れた。それどころかもっと欲しいと言わんばかりに、指の動きに合わせて中から蜜壺のように愛液があふれ出た。弘樹は身をかがめて膝をつくと、敏感になった私のクリトリスに口を付けた。舌先で掘り起こすようないやらしい動きに、私は風呂場であることを忘れて甘い声を出した。
「はんっ!すご、ああ、もっと……上手、上手、いいわ……」
羞恥心も何もかもを捨てた。弘樹はにんまりと微笑むと愛液と泡だらけの口元を拭った。私の手を湯船の渕に誘導し、しっかりと掴まるように言うと、一気に私の中へと自身を埋め込んだ。
乱暴な挿入に私の中は弘樹をぎゅうぎゅうと締め付ける。弘樹は顔を歪ませながらも、激しく腰を打ち付ける。背中をぞくっとした快感が襲う。私は本能のままに弘樹の動きに合わせて腰を使う。もう理性はどこかへと消えた。もっと気持ちがいいところへ当たるように、腰を左右にくねらせ、快感に従順になった。
弘樹が大きな掌で突き出した私のお尻を叩く。さらに追い込むように腰を掴み、遠慮なく腰を打ちつけ始めた。
「あん!あ、あ!んっ、ひ、弘……樹、もう、もう、んあっ」
「お、れも……もう、イク、ああ、だめだ、きもち、いい……くっ」
弘樹が身震いをして果てた。私の体内で弘樹の男性器が痙攣し、絶え間なく熱いものが注がれるのを感じた。それと同時に疲労感と、弘樹の深い愛を感じた。
しばらくして、私は頬を膨らませながら濡れた髪の毛をドライヤーで乾かしていた。洗面台の鏡越しに弘樹を睨み続ける。
毎度のことながら弘樹の襲撃には参る。弘樹は私の背後に立ち、機嫌が直らないかと様子を伺っている。まるで捨てられた子犬のような瞳だ。鏡越しに目が合うが、私はすぐさま視線をそらした。
「京香ちゃん、許して?ね?もう二度としないから」
私は無視を決め込んだ。しばらくたてば、どうせ懲りずに襲ってくるのだからタチが悪い。我が家のペットには本当に参る。
Fin.
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