遠距離恋愛中の二人が久しぶりに再会。家まで我慢できなくてホテルで甘々セックス
遠距離恋愛をしている二人は半年ぶりの再会を果たす。お互いへの思いで高ぶった二人は、そのままホテルへと向かう。「好きだ。愛してる」彼からの愛の言葉を受けながら二人は体を繋げる。
「美紀!会いたかった!」
「俊!」
駅で久しぶりに会った彼は、大きく手を振りながら私に駆け寄って来る。
そんなに急がなくても逃げないのに、と思いながら私も彼に近づく。
「美紀ー!!」
彼は満面の笑みを浮かべたまま私の前まで来ると、力強く抱きしめた。
「ちょ、ちょっと、止めてよ。恥ずかしい」
周囲の人の目が気になって俊から離れようとするも、彼は私を離してくれない。
「だって、半年ぶりなんだぜ?美紀は寂しくなかったのかよ?」
「そりゃ、私も会えて嬉しいけれど……」
仕事の都合で海外に行っている俊とは毎週電話を欠かしていなかった。
それでもやっぱり寂しかったし、こうして会えて本当に嬉しい。
私の言葉に、俊はより一層嬉しそうな顔を浮かべる。
その笑顔は無邪気な少年に見えた。
そして私は、この笑顔に弱い。
「美紀!」
「あー、はいはい。私はどこにも行かないから、落ち着いてよ」
ひとしきり抱擁を交わすと、ようやく満足したのか俊が離れる。
「それじゃ、早く行こうか」
「いや、あのさ……美紀」
普段なら、この後は私の家にそのまま向かうのだが、それは俊によって待ったをかけられた。
「何?どうしたの?」
「俺、早くエッチしたい」
「ちょっと!」
昼間から何を言っているんだと私が睨みつけると、俊は落ち込むように眉を下げる。
「なあ、駄目なのか?どうしても?」
しょぼくれるその様子が雨に打たれる子犬のようで、私は思わず言葉をつまらせてしまう。
「……ちょっとだけだよ」
「やった!」
なんだかんだで、私はこの恋人に甘いのだ。
私と俊は近くにあるラブホテルに駆け込む。
部屋に入ると、俊はまた私を抱きしめた。
「美紀、美紀……好きだ。愛してる」
「ん、私も」
チュッ、チュッとキスを重ねながら、互いの服を脱がせ合う。
「わっ、可愛い下着」
私のブラジャーを見て、俊は嬉しそうに呟く。
「これ見たことないけど、俺のために着てくれたの?」
「違うわ」
実際はその通りなのだけれど、正直に言うのは照れくさくてぴしゃりと跳ね除けた。
「すっごく似合ってるよ」
それでも俊はめげる様子もなく、デレデレと嬉しそうだ。
とはいえ、俊は私が何を着ても「似合ってる」「可愛い」としか言わないので、あまり当てにならなけれども。
下着を脱いで一糸まとわぬ姿になると、俊はうっとりとしながら「綺麗だ」と言った。
「……あんまり、そういうこと言わないでよ」
「え?なんで?」
「だって、なんか……恥ずかしいし」
一応美容には気をつけてはいるけれど、別に特別美人というわけでもないし、体型だってモデルにはほど遠い。
それなのにここまで褒められると、嬉しさより抵抗感が強いのだ。
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