世界中の誰よりも愛しいキミへ (Page 4)
行為が終わって、とんでもないことをしてしまったのではないかと焦る美羽をギュッと抱きしめた。
「ごめん、熱もあるのに美羽のことこんなにして…彼氏より酷いよな、俺。でも無理だった。ずっと好きだった。最初で最後にするから、ごめん」
俺の言葉に戸惑う美羽の唇を優しく奪う。
『こんなことしといて、勝手に最後になんてしないで』
次は美羽が俺の唇を塞いだ。
チュッと、可愛いらしいキスで。
『こんなことするから、私、今お兄ちゃんのことで頭いっぱい…責任とってよ』
「本当に?」
『本当に』
愛してる。誰よりも、何よりも。
Fin.
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