大変な変態な彼氏
失恋で傷心中の伽耶は、その日夜の街で自称変態の誠二にナンパされる。自分のことを変態と言い一緒に変なことをしないかと誘う奇妙なその青年に、失恋の勢いもあってついて行く伽耶。果たして誠二はどんな変態なのだろうか。刺激的な夜が幕を開ける。
上手にストッキングを脱がせる男ってどんな人生送って来たんだろう。
誠二の慣れた手つきにそんなことを考えてしまう。
誠二は伽耶のストッキングを手元でまとめると、下着の上から伽耶の陰部にキスをした。
「んん」
敏感に反応する伽耶に誠二はクスリと笑った。
誠二とはナンパで出会った仲だ。
街中でいきなり声をかけられたのだ。
「ねえねえ、君、変態?俺変態なんだ。良かったら一緒に変なことしない?」
と。
正直伽耶は面食らった。
が、誠二の邪気のない表情に思わずなごんでしまった。
彼氏に浮気されて自暴自棄になっていたのもあって伽耶は誠二の誘いに乗ってしまった。
変態ってどういうものなんだろうと好奇心でホテルに入った。
伽耶自身はすこぶるノーマルだと思っている。
ドキドキしてついて行った伽耶だったが、部屋に入ってからの誠二のキスも、軽い愛撫もまっとうなものだった。
ベッドに押し倒されて、あれよあれよという間に服を脱がされて。
女の人に慣れているなあという感想が浮かぶ。
「どこが変態なの?」
伽耶は思わず尋ねた。
「素性のしれない女の子をホテルに連れ込むところ」
「ヤリモクのナンパが変態だって言うならナンパ師はほとんど変態だよ」
「その女の子を……」
両手首に圧迫感を覚えた。
さっき脱がされたストッキングで手首を縛られた。
急に恐怖心を感じた。
「やだ。なに」
「俺のペースでとことん気持ちよくするのがすっごい楽しいの」
誠二はそう言うとにっこりと笑った。
人懐っこい笑顔に裏寒いものはない。
「怖いことしない?」
「しないよ。そんなことして楽しいって思わない」
「ほんと?」
「ほんと」
誠二は伽耶の唇にキスすると、そのまま下へ下へ身体をずらす。
首筋から胸元、へそ辺りに息をふきかけながら誠二は舌を這わせる。
「あ、うん。くすぐったい……」
そのまま誠二は移動し、パンツの上からチロチロと舌で陰部を舐め始めた。
「う、んん。や」
愛撫を受けて脚が自然に開いていく。
誠二は変わらず下着の上から愛撫を続ける。
「あ、や。直接、舐めて」
「仰せの通りに」
パンツがするりと下ろされる。
陰部が外気に触れてスウスウする。
誠二の指が陰毛を分けて、肉の部分をパクリと開く。
すでに濡れ始めているそこに、誠二の舌がツンツンと触れ始める。
「あ、ああ。そう。直接。あん」
誠二は、肉の割れ目を丹念に舐め、クリトリスをツツっとすする。
クリトリスが愛撫に答えて硬くなる。
そのクリトリスに誠二はむさぼりつくようにして、唇で挟み、舌を這わせ続ける。
クリトリスへの愛撫が与える快感に全身がかッと熱くなる。
「ああ、あん。や。あん、気持ちいい」
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