イケメン上司はその気にさせるのも、沼らせるのも超一流 (Page 2)
2日目。クライアントとの打ち合わせ後、お昼を一緒に食べて、夕方には仕事を終えた。
ホテルに戻る途中…
「どっかご飯食べに行こうか?」
「そうですね。お腹すきました(笑)」
そう言ったタイミングで見事に鳴るお腹の音。
その音が彼にも聞こえたようで「ふふっ」と口を手で隠して笑われた。
恥ずかしさよりも初めて笑った顔を見た彼をまじまじ見てると…
「なんだ?どうした?」
「いや…笑うんだな~と思って」
「俺は別に笑わない訳じゃない。素を見せれる相手を選んでるだけだ。南はその一人。南には色々見せてると思うが?」
「えっ!?」
「気づいてるだろ?俺が今どんな風に思ってるかとか?」
「…まぁ、気づいてはいます」
「そうだろ?君になら見られてもいいって思ってる。
好意を伝えるのは得意ではないが…俺は…南が好きだ」
突然の好きの言葉に固まってしまう私。
「えっ!?」
「だから好きだって言ってるだろ」
「えっ、ちょっ…その好きって部下としてですよね?」
「異性としてだが?」
「女として好きってことですか?」
「だからそう言ってるだろう」
「えぇ~!!ウソでしょ!!??」
あまりの出来事に外であることも忘れてあたふたしてしまっていた。
そんな私を見て彼は溜め息をつき…
「…はぁ~、仕方ない」
彼は私の腕を掴みビルとビルの間の路地に引っ張っていく。
表を歩いてる人達にはきっと薄暗くて見えないところまで引っ張られ、彼は急に立ち止まり振りいた。
彼の掌が頬から首の辺りに添えられ、上を向くように動かされ…
じっと見ていた彼の顔が近づき私の唇に彼の唇が合わさった。
何をされたか分かってるが、ビックリしすぎてまばたきが多くなる私。
優しく触れるだけのキスをした彼は、ゆっくり離れて私を見つめてる。
「南、好きだ。俺の彼女になってくれるか?」
「…ウソでしょ」
「ウソじゃない。君の頑張ってる姿、真剣な姿、嬉しそうに笑う顔。南の指導をしていくうちに、君の姿に惚れてた。
ただ、上司だし社内恋愛も時には嫌な思いをさせるだろう。
だから言うつもりはなかったが、君との出張が決まり、君の成長した仕事ぶりを見て、言わずにはいられなかった。
南、返事をきかせてくれるか?」
「わ、私も好きです…ずっと前から」
私の言葉に彼は強く抱き締めた。
これは?
作者様は
あまり経験が無い人と感じてしまいました大人のエッチは
もっと奥深く求める物なんですよ
たのしい作品でした
次回作を期待しております
由美 さん 2025年7月8日