イケメン弁護士と甘い夜
女流作家としてデビューした26歳の聡明な美女澄江。澄江の初サイン会に現れた、イケメン弁護士・優斗は、彼女の大ファンだという。そして出会ったばかりだというのに、2人きりでロマンチックな夜を過ごすことになって…。
都内の夜景を一望できる大窓に手をついて、澄江は立ちバックスタイルで優斗に後ろから激しくペニスで突かれていた。
宝石箱のように美しい夜景を前に、こんなイケメンに抱かれるなんて…。
まさか自分の人生に、こんな煌びやかなロマンスが訪れるとは思いもしなかった。
「はぁはぁ…澄江さんのアソコ、すっごく気持ちいい…」
「わ、私も…。もう、らめぇ…」
優斗が腰を動かし自分のアソコを「ずぷっずぷっ」と男性器でこする度に、オーガズムの波が押し寄せる。
あまりに長い時間、エクスタシーに浸り続けている澄江の表情は、この上なく艶めかしく美しかった。
*****
大学を卒業して4年。
ようやく作家になる夢を叶えた26歳の澄江は、初の書籍を出版し、そのサイン会をサクラ書店で行うこととなった。
実はこの書店は、澄江が大学時代から1年前に作家デビューするまでの間ずっとアルバイトをしていた書店である。
そのため、職場の仲間や上司も心から澄江の成功をお祝いしてくれている。
「なんてありがたいことだろう」と思って澄江がサイン会に挑むと、先頭に並んでいたイケメンが花束とチョコレートの箱を持って、目をキラキラさせながら近づいて来た。
”まぁ…。まだ1冊しか本を出してない私に、こんなに熱心なファンがいたなんてビックリだわ…”
目を丸くする澄江に、イケメンが爽やかな挨拶を行う。
「初めまして!僕、先生の大ファンなんです!わぁ!作品も素敵だけど、まさかこんなに綺麗な人だとは、思わなかったなぁ!」
スーツ姿のイケメンは、そう言ってウットリと澄江を見つめた。
確かに、ライトブラウンの髪を緩やかに巻き、清楚なワンピースに身を包む澄江は、エレガントで美しい。
目の前にいる、黒髪で塩顔のイケメンに容姿を褒められてトキめきつつ、澄江は色紙にサインを行った。
「そんな風に言っていただけて嬉しいです。素敵なお花とチョコレートのプレゼントもありがとうございます!」
本当は、もっとこのイケメンと話していたいけれど、他のファンも待っていることだし、そうはいかない。
するとサイン色紙を受け取ると同時に、イケメンが澄江にサッと名刺を手渡してきた。
「もし良ければ、こちらに連絡ください」
「え?」
ロクに受け答えをする暇もなく、そのままイケメンは頭を下げてと去っていく。
サイン会を終えた後で、澄江が名刺を確認すると「○○事務所弁護士 竹内優斗」と書かれていた。
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