野良犬が忠犬になりまして (Page 2)
ある日、再び自暴自棄になって酷く酔って帰宅した時のこと。
「おいおい、まーた酔っ払って下着だけで寝て……風邪引くっすよー?それに、俺が居るの忘れてね?」
「んー……隼人は別に平気でしょー…」
「…俺も男なんすけど」
「隼人は可愛いワンちゃんだよ」
「いくら拾ってきたからってねぇ……ワンコロにも発情ってもんがあるんだぜ」
隼人は、そう囁くと私をベッドに転がすように寝かせて覆い被さってきた。
「…飼い犬に手を噛まれることもあるって…よーく覚えとけよ」
「えっ…ちょ、…んんっ…」
予想外の展開に少し酔いは覚め、それでも動揺でろくな抵抗も出来ないまま口付けられてしまった。
それでも、言葉とは裏腹にその口付けは優しく甘い。
その気持ち良さに私は、抵抗することも忘れていつのまにか夢中になって応えていた。
「…っは……里穂さん、すっげぇ目が蕩けてる…可愛い……もっと良くしてあげるから」
「んっ、ぁ……だめ…」
「…なんで?これは、いつも頑張ってる里穂さんにご褒美だよ……だから、いっぱい気持ちよくなりな」
そんな悪魔のような甘美な囁きに、私はいとも簡単に陥落した。
舌を絡め合い、その柔らかな感触と小さく聞こえる淫靡な水音に夢中になっているうち、いつの間にか服がはだけてあられもない姿に。
そして温かな手が優しく胸に触れ、緩やかに揉んではその先端を指と舌で転がされる。
「っ、ぁ…ぁ……はぁっ…」
「里穂さん…指と舌…どっちが好き?」
「えっ…そ、そんなの…知らない…」
「ちゃんと教えて…いっぱい気持ちよくするから」
「うぅ……舌、がいい…」
「うん、いい子…」
そう言って私の頭を大きな手で優しく撫でると、舌での愛撫がさっきよりも増して体に甘くピリピリとした痺れにも似た感覚が広がる。
先端を舐めながら、彼の手は胸から腹部まで這っていき太腿を撫でた。
「はぁっ……ん、っ…ん…」
「声、我慢しないで…」
「っ…ゃ…恥ずかしい…」
「大丈夫、俺しかいないよ…里穂さんの可愛い声…聞かせて…」
太腿から下着越しに秘部をなぞられる。
やがて弱い場所一点を親指で押すように触れられ、腰が何度も跳ねてしまう。
そして下着の中へ手が侵入し、直接その蕾をなぞられるともう本当に声を抑えられない。
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