バーの優しい常連客に誘拐されて、初めてを奪われちゃいました (Page 3)
「あー、顔が真っ青。カタギの女の子って感じがするね」
口角がキュッと上がったいたずらな笑みを浮かべながら、髪をかき分けて耳の裏側を触ってくる。
「んっ、、、」
快感とは違う、全身の毛が逆立つような感じがした。怖い。少しでも抵抗したら…と思うと、体が動かない。
「耳が好きなんだね」
私を抱き寄せてフーっと息を吹きかけた。驚いて体が跳ねると、彼はその様子に幸せそうに目を細めて抱き寄せた。彼の低い声がすぐ耳元にある。直接脳に入って、思考が甘く痺れる。
「ンー、力抜けてきたね。僕の声にときめいちゃったんだね。いい声してるからね」
フフっと笑うと、私を抱き上げた。
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