初めての奇跡の夜 (Page 4)

「ああ、あ」

硬い肉の塊が私の中でうごめくたび、得も言われぬ感覚が私を貫く。

私、初めてなのに感じている。

みんなそうなの?

「ああ、あん。あ、敏文さんのが、入ってる」

「ああ!里香さんのここ、すごい。ヌルヌルして、熱くて、柔らかくて。俺のをギュッと掴んで。ああ!すごい」

敏文さんの腰の動きが速くなる。

「ああ!そんなに動かしたら!ああ!あん」

「痛い?」

「違うの。変なの。どんどん、変になって。あああ、あう。んんん」

敏文さんが腰を前後させるたび、ジュポジュポとみだらな水音が股間から響く。

自分の内側がぐっしょりと濡れて、敏文さんのペニスを奥へ奥へと引き込んでいるのが分かる。

全身が熱くなって、悲しくもないのに涙がホロホロとこぼれる。

唇からは獣のような声しかもう出てこない。

「ああ、あう。ああう。いい。イク。イク。なに、ああ!気持ちいい」

敏文さんが腰を揺さぶるたびに脳天を電気が貫くような強い強い刺激が走って、私はもう何も考えられなくなって。

敏文さんの腰に両脚をからめて、揺さぶられるままに揺さぶられて。

「ああ!出る。里香さん!出るよ」

「ああ!くあっ。はあああ」

敏文さんがグッグッと奥へとペニスをねじこませ、そこで射精した。

ドクンドクンと精液が私の肉内に流れ込んでくる。

その流れ込んでくる感覚で私はまた到達した。

「あ、はあはあ。ああ、ああう」

「愛してるよ。里香さん」

敏文さんはそう言うと、私をギュッと抱きしめた。

私も。

と返さなければいけないのに私にはもうそんな余裕もなくて、全身から力が抜けて、そのまま気を失ってしまった。

*****

「ああ!いい。もっと、ああ」

気を取り戻してからすぐに私は敏文さんに2回戦を挑んだ。

「ああ、里香さん。すごいよ。すごい。里香さん、最高だ」

「敏文さんも素敵よ。ああん。あん。初めてなのにすごい」

「一応勉強はしたんだ」

「ああ、あん。AV?」

「ううん。書籍と女性向けのサイト」

「ああん。まじめなのね」

私は下の口に敏文さんのペニスをくわえこみ、ひたすらあえいだ。

言う機会をすっかり失ってしまったが、初めてがこんなに気持ちよくていいのかしら。

古今東西のフィクションや噂話からして、初めてってもっとみじめなものだと思っていたのに。

「まあ、いいか」

奇跡のような初夜。

私と敏文さんは初めてのセックスを謳歌しまくったのだった。

Fin.

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