未知の快楽に溺れる (Page 2)

一糸まとわず佐伯くんの前に立っているのが恥ずかしくて、手で前を隠した。
ほんの少しの時間で裸にされた私の前に、彼は服を着たまま立っている。
虐げられているような気分になる。

『イスに座って』

目の前に一人掛けのイスがあった。
イスに座っても、前を隠した手は外さなかった。

『脚を広げて』

彼の口調が少しだけ強くなった。
すでに湿っている割れ目を開くとクチュッと音が鳴った。

『いやらしい音』

佐伯くんと一つになると想像していた私には想定外の展開だったが、戸惑いながらも彼の言葉にどんどん興奮していくのがわかる。
人気者の彼が私に見せた意外な一面にも興奮を覚えた。

クチュッ。

「イヤ、はずかしっ…」

『はずかしい?』

「うんっ…」

『まだ何もしてないのに、こんなに濡れてる』

彼は私の両膝をつかんで股を開閉するように左右に動かした。

クチュッ、クチュッ…。

静かな部屋に、いやらしい水音が響く。
動かすたびに割れ目に刺激を感じる。

「あっ、あ~ん、気持ちいぃ」

『感じるんだ…?』

脚を閉じたまま、彼は動かすのをやめてしまった。
しばらく動かさないでいると、さっきの快感がまたほしくなり、腰を自分で動かしてしまう。

『いやらしいね…』

視線だけで気持ちが良くなり、また声が出てしまう。

「んっ…」

『感じてるんだ?何もしてないのに…』

愛液が溢れてくるのが自分でもわかった。

「して…」

『んっ?何を?』

じらしにさえ、また感じてしまう。

「さっきの…」

『さっきのでいいの?あれで満足なんだ…?』

私は彼を見て思い切り首を振った。

『どうしてほしい?言わなきゃわからない』

「触って…」

『何を?』

「ここを」

私は自分の割れ目を指さした。

『ここってどこ?』

「ここ…」

『それじゃわからない。ちゃんと言って』

「恥ずかしい…」

『えっ?ちゃんと言わなきゃわからないいよ』

「ここを…触ってください」

『へぇー、触ってほしいんだ』

「触って…ほしい」

『もうこんなに濡れてるのに?』

彼は視線を下ろし、割れ目にどんどんと顔を近づきフッと息をかけた。

「あぁーーん、気持ちいぃ~」

息が割れ目をくすぐる。

全身に電気が走るような快感だ。

『気持ちいいんだ。またしてほしい?』

「してほしい…」

いやらしい目つきで彼はもう一度、フッと息をかけた。

「あぁーーーーーっ」

『すごい声。獣みたい。もっと聞かせて』

獣なんて蔑むような言葉を使われて、もっと興奮してしまう自分に驚いた。

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