別れたはずのヤンデレ元カレに溺愛される (Page 2)
何を言っているのかわからず顔をあげる。
しかし、それがいけなかった。
気がついたときにはもう唇と唇は合わさっており、緩く結ばれた口内に舌が捩じ込まれる。
ぬるりとした感覚に背筋が凍り胸を押すもびくともしない。
顎を掴まれ動かすことができぬまま、口内に侵入した舌が歯茎をなぞるように舐め、争う私の舌を蹂躙するように絡める。
「んー!んー!」
抗議の意を唱えても意味はなく、いつしか腰を支えていた手が下へとさがり尻に触れ強く揉みあげた。
指が食い込むほど掴まれる感覚に痛みがあるのにも関わらず、宏隆と愛し合った日を思い出し胸が締め付けられた。
このままじゃいけないと緩くなった拘束の隙をみて体を突き放す。
「い、いや…!」
足がもつれながらもリビングへ逃げた。
あのまま外に出たところですぐ捕まってしまう。
ならば家の中で、どこか安全なところ、宏隆が入ってこれないところへ逃げなければ。
鍵があって、外からも入ってこれないような、そんな場所。
「と、トイレ…!」
自身のひらめきに突き動かされ、私は急いでトイレに向けて足を動かした。
リビングから廊下を抜ければ目的の場所はそこにある。
それほど時間はかからない。
しかし、たった数秒の距離でもまるで五十メートル以上あるかのような感覚に陥っていた。
荒い呼吸が治らない。
恐怖で震えている足でどうにか地面を蹴りながら、やっとのことでトイレのドアノブに手をかける。
「どうして逃げるの?」
「っ…!?ぁっ!」
ドアノブを掴んだ手を握られ、微かに開いていた扉が閉まる。
再び抱きしめられると耳に息が吹きかかった。
「ずっとこうしたかった」
「っ!わ、私たちはもう別れたって言って、っ!」
耳を舐められ抗議の声が途切れる。
舌先で耳の奥を舐め、耳たぶを咥えられる。
耳が弱い私はそれだけで下腹部が疼くのを感じ涙目になった。
「だ、だめっ!」
「ダメじゃないでしょ?気持ちいくせに」
くすくすと笑う宏隆は無理矢理手を引くと壁際に追い込まれる。
見上げれば愛し合った頃のように優しく笑っており、恐怖と快楽で頭がおかしくなりそうだった。
「そんな顔しないでよ。いじめたくなる」
そう言うと宏隆は首筋に食らいつき服の中に手を侵入させた。
胸を押し上げられるように揉まれ布の擦れる音が響く。
抗議の声も意味を成さず、下着を捲し立てられると大きな二つの谷が姿を現した。
てっぺんはすでに快楽に反応し芯を持っており、恥ずかしさのあまり服ごと下ろそうとするも片手で止められてしまう。
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