恥ずかしがってみせるけど、先生を媚薬でムラムラさせたのは私です。 (Page 2)
非常勤講師専用の個室には大きな出窓がひとつある。
窓を開け放つと思ったよりも冷たい風が室内に入ってきて、私は「ひゃっ」っと小さく声を上げた。
「ごめん、やっぱり閉めるね」
室温が一気に下がったように思ったが、先生はネクタイを緩めた。
もしかして、媚薬の影響?半信半疑ながらその仕草にもドキドキしてしまう。
「…先生?」
振り向いた彼の目が心なしかトロンとしている。
「今日は、もう帰ってくれる?ちょっと、体調が悪いみたいだ…」
「だ…大丈夫ですか?」
私は少し動揺していた。
このまま先生、倒れたりしないよね?
まさかあんな少量で体調が悪くなるなんて、予想もしていなかった。
どうしよう!
「先生はここに横になってください!お水買ってきます!」
私はソファの上の荷物をぱぱっと片付け、膝掛けを引いて先生を座らせた。
確か自動販売機が近くにあったはず。
私はとにかく夢中でバックからお財布を取り出し、ドアへ向かおうとした。
「ちょっと待って」
手を引かれ、ポスッと後ろ向きで先生の胸の中におさまった。つまりは二人でソファの上で横になってしまった。
「やっぱり少しだけ…はぁ…ここにいて」
「でも…先生、こんなの…誰か入ってきたら」
それよりもドキドキうるさいくらいの鼓動が伝わってしまいそうだ。
「もう、みんな帰ったよ」
そういうと、先生が私を抱きすくめた。
「こ…こうしてたら、苦しくないですか?」
「ん…なんか人肌が恋しい…ほんと…どうかしてる…ごめん。嫌なら振りほどいて…はぁ…」
腕の力をゆるめたと思ったらまたぎゅっと抱きしめられる。
それを数回繰り返してもまだ、はぁはぁと息が上がっているようだ。
「先生…うちのワンちゃんみたいです」
「え(笑)…なんで?」
「だって…」
先生の方に向き直って言った。
「発情…してる…みたいです」
私がそっと先生にキスすると少し驚いた顔をして目を閉じた。
「俺が発情してんなら、キスしちゃダメでしょ?」
「私のせいなんです…ごめんなさい…」
もう一度唇を重ねると、堰を切ったようにはむはむとお互いが唇を貪り、舌を絡め合った。
服の上を這い回る手が愛おしい。
「…先生、いいよ…もっと触って」
耳元で囁くと、お腹の辺りに硬いものが当たっているのがわかった。。
そっと手を伸ばし、そこを撫でるとピクピクと反応するのが可愛い。
「ぁっ…悪い子だ…」
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