ヤンチャな彼氏におもちゃを使ってお仕置きされる (Page 5)

「ようやくお目覚めか?お姫様」

微睡みの中、晴人の声に呼び起こされ鈴香は瞼を開けた。

眠気まなこのまま晴人を見上げると、彼は上半身裸でベッドに腰掛け、こちらの寝顔を見ていたようだった。

彼の佇まいに先ほどのことを思い出し、鈴香は口を尖らせた。

「…キザったらし」

「あ?」

「やり過ぎじゃない?」

「やり過ぎじゃない」

こちらは気絶するまで抱かれているのだ。

やり過ぎといっても過言ではないだろう。

鈴香はもう一眠りしようと掛け布団を頭の上まで被せる。

しかし、それを遮るように晴人が掛け布団を掴んだ。

「つーか、これで終わりじゃねえよな?」

「…えっ」

「自分がしでかしたこと、しっかり体にたたきこんでやるよ」

瞬く間に布団を剥ぎ取られると、再び覆い被され、深く甘い口付けを交わしたのだった。

Fin.

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