ヤンチャな彼氏におもちゃを使ってお仕置きされる (Page 3)

淫らな水音が部屋に響き、弱い部分を執拗に擦られる。

十分に濡れたことがわかると指をもう一本増やし、中でばらばらに動かした。

「あっ、あん…!まっ、だめ…ッ!」

「こんなに物欲しそうにしててよくいう」

指の腹で内部を擦られ、かと思えば曲げたり伸ばしたりと刺激される。

トントンと弱い部分を押され、快楽が全身を巡る。

熱は徐々に下腹部に集中するのを自覚した。

「ぁっ!あっ!イク!イクイクゥ!イッちゃ…!」

腰が浮き、絶頂に差し掛かったとき。急に刺激を停止される。

果てることのできなかった体は昂る熱を孕んだままだ。

霧がかる思考ではなにが起こったのか理解できなかった。

「…?」

何事かと晴人を見上げれば、彼は白々しい顔で笑った。

「ダメっつったのはそっちだろ?」

「っ〜!意地悪!悪魔!鬼!」

「おいおい、約束破って土下座してた奴がんなこといっていいのか?」

晴人の意地の悪い笑みにほんの少し嫌な予感がする。

しかしその予感が確信に変わる前に、晴人はベッドから身を起こし再びクローゼットを漁り始めた。

手錠を取り出したのといい、クローゼットにはなにかが隠されているのは目に見えていた。

なんなら探せば自慰用のお宝も出てくるのではないか。

晴人はどんなものを見るのだろう。胸が大きい方がやはり好きなのだろうか。それともスレンダーで際どいポーズを好むのだろうか。もしかしてそういうものは二次元の方が好みだったりするのだろうか。

などと考えている内に晴人の手にはピンク色道具が握られていた。

細長い卵形のものと、同色の楕円形のものだった。

卵形の方には特になにもないが、楕円形の方には三つのボタンがある。

これは鈴香の知らぬことだが、その道具は所謂ローターというアダルトグッズだ。

いまいち理解していない鈴香が首を傾げていると、晴人がショーツを取り払い卵形の方をクリトリスに押し当てた。

そして片方の手で電源を入れると、ローターは正常に反応し振動が開始する。

「あっ、はっ…!えっ!?あぁぁ!」

あまりの刺激に声を抑えるのも忘れて喘ぐ。

小刻みな振動は指で触るのとは違い、優しく、それでいて確実に快楽へと誘う。

脳が痺れるような快楽に仰け反りながら鈴香は悲鳴にも似た嬌声をあげた。

「や、ッ!ぁ…!やだぁ…あぁ!」

初めて使うおもちゃに恐怖を感じるも、それをも掻き消すほどの快楽に体が反応する。

首を振っても止められることなく、与えられる振動に快楽が脳を埋め尽くした。

「ああああぁあぁあん!イク!いっちゃ…!あぁ!イクイクゥ!」

「はは、もうイッたのか?」

ビクッと大きく体が跳ね、鈴香は深く果てた。

視界がチカチカと点滅し、思考が多幸感に犯される。

晴人の声に反応することもままならず、今度は強く押し付けていたローターを少し離して弱く当てる。

たったそれだけの違いで刺激が大きく変わった。

「ヒッ、ぁ…!や、やだ!い、ッ!イッ、た…!ばっかだからぁ!」

鈴香の反抗虚しく、振動はクリトリスを優しく、激しく包み込んだ。

強く押し付けられるのとは違い、弱く当てられる方が振動が伝わり強い快楽へと変化する。

鈴香の内腿がガクガクと震えると激しく体を痙攣させた。

「あっ!あっ!そこっ!だめぇ!」

嬌声が響き渡るのと同時に再び絶頂を迎えた。

快楽の余韻に痙攣は止まらず、生理的な涙が頬を伝った。

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