風邪を早く治すにはたっぷり汗をかくこと!エッチな運動しちゃいましょう (Page 3)
私たちはダイニングテーブルを挟んで向かい合い、食事の最後にデザートのプリンを食べている。
「食べ終わったら熱測りましょうね」
「何となく下がってきたような気がします。美味しいご飯のお陰ですね。ありがとうございます」
「いえいえ」
片付けは後で僕がやるので、と言う沢谷さんを制し洗い物を始める。シンクの前に立つとダイニングで熱を測る沢谷さんの横顔が見える。
「どうしてこんなに優しくしてくれるんですか」
「困ったときはお互い様じゃないですか」
「―――ですけど」
沢谷さんの言葉は水の流れる音に邪魔され、よく聞こえなかった。
「なんですか?」
水を止めて顔を上げると、沢谷さんがこちらを見ていた。
「あんまり優しくされると好きになっちゃいますよ」
その顔は熱のせいなのか、はたまた別の理由からか、薄っすら赤らんでいる。私は予想だにしなかった台詞に驚きつつも、そんな沢谷さんを見て少し意地悪がしたくなった。
「もう好きだったりして?」
私にそう言われて、視線を泳がせて顔を背ける沢谷さんがやっぱりちょっと可愛くて、
「いいですよ、好きになってくれても」
洗い物を終えた私の口からはするりと肯定の言葉が出て行った。
ダイニングチェアに腰かける沢谷さんにキスを繰り返すと、初めはうつしてしまうから、と遠慮していたのに気付けばどちらからともなく舌を絡ませ合い、行為に没頭していく。沢谷さんの股間を撫でると確かに反応していて、私の身体もそれを受け入れようと反応し始める。
「今日の今日でっていうのはさすがに…シャワーも浴びてないし」
「でも元気になってますよ」
キスの合間に抵抗を見せる沢谷さんの股間をすりすりと撫でる。手の中でだんだん硬さを増していくのが嬉しい。
「たっぷり汗かいて早く風邪治しちゃいましょう」
ちゅ、と股間の膨らみにキスを落とすと沢谷さんの腰がびくりと震えた。
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