配達のお兄さんとのとろけそうな時間。

・作

夫に出て行かれ寂しく暮らしていた私。ネットで買い物するのが寂しさを紛らわせる方法だった。買ったものを届けてくれる宅配便の彼と親しく言葉を交わすようになり、ある日ついに家に招き入れた。たくましい腕、体…。私は彼に抱かれるのを日々、妄想していたのかもしれない。

たくましい腕。浅黒く日焼けして、筋肉の盛り上がりがはっきりとわかる。そう、始めて会った時から、私はこの腕に抱かれるのを夢見ていたのかもしれない。思い切り、全身の骨が砕けるほど強く抱きしめてほしい…そう願っていた。今、その人の胸にこの身をゆだねている。

「んんん…はぁぁぁぁ」

私の胸を揉みしだきながら、優しく口づけする。ぺちゃぺちゃと私の唇を舐め回し、ヌルヌルと柔らかい舌が入ってきた。胸をまさぐっていた右手も一緒にだんだんと力が入ってくる。乳首をクリクリといじったかと思うと、急にぎゅっとわしづかみにする。

「あぁぁっ…あぁあん…」

「ずっとさ、俺のこと見てただろ」

「え?」

「こうして欲しかったんだろ」

唇から首筋…私の体に舌を這わせながら、ずっと下の秘密の部分に近づいていく。その手は乳房の柔らかさを味わうように優しく揉み回し、時折、乳首の固さを確かめるように、突起したところを指で責める。

「あぁ…」

そう。私はこうして欲しかったのだ。夫が出ていき一人で寂しく過ごしていた日々。自分で体を慰めることにも飽きていた。彼に会ったのはそんな時だ。ネットでよく買い物する私は、うちの地区の宅配便の担当になった彼と言葉を交わすようになった。最初は軽い挨拶だけ。それからだんだんと社交辞令以外のことも話すようになり、ついに家に招き入れたのだ。

彼が私の両脚を押し広げ、恥ずかしい部分を眺めている。

「あぁん…恥ずかしい…」

「いい眺め」

彼は蕾を探そうと茂みに触れた。もやもやと触られているだけでくすぐったい。恥ずかしくなり閉じようとした脚を、彼は乱暴に押し広げた。顔が近付き、敏感な部分に彼の柔らかい舌が触れた。少しずつ味わうように器用な舌先が、私の蕾を包んでいく。じんわりとした温かさが敏感な部分から下半身に広がる。

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