見ず知らずの痴漢オジに会いたくなってしまう、ウブ大学生
経験の少ない大学生のシオリがいつもの満員電車の中で見ず知らずのおじさんの痴漢の餌食になってしまう!?漫画の知識しか無いシオリは怖さで動けなくなったことを良い事に痴漢はさらに手を止めることなくエスカレートしていって…?
毎日乗っているといつもの通勤電車は少しだけ顔が見慣れてきて分かってくる。
そんないつもの車内に、いつも私の後ろに居るおじさんが居る。
満員電車ということもあり確かに他人との距離は近いけど…、このおじさんは毎日少しだけ距離が近づいているような気がしていた。
今日なんて、髪の毛に息がかかるほどに近付いていて、耳元も近くて少しだけ変な感じになる。
彼氏もいない経験もない、だけど漫画なんかで読んだことのある知識で「耳」も性感帯だということ。
*****
おじさんは耳元にフゥッと息がかかるほどに近付いているようなそんな気配を感じた。
「やめてください」と振り返りたかったけど触れてもいないから勘違いかもしれない。
そんなことを思うと動けなくなり、そのままじっと耐えるしかなかった。
こんなこと、ずっとされちゃうと…ますます意識がそちらに集中してしまう。
おじさんは私が何も反応しないことから、背部から突然スカートに何かが触れる。
鞄か何か、…と思いたいところだったけどどうやらそれはおじさんの手で、その手で私のお尻を撫でるように優しく触れてくる。
これ、は…、痴漢…?
そう察した時にはおじさんの暖かく優しい手つきはスカートを後ろから捲り上げて股の合間に手を入れてくる。
私の腿を直接撫でたりと大胆になってくるその動きに少し恐怖も覚えてきてしまう。
私はその恐怖で声を出し助けを呼ぶこともできなくなっていた。
「ねえ、…君。こんなことされてるのに、…抵抗しないの…?」
突然、そんな私の思考を読んでいたかのような質問を投げかけてきた。
「…いっつも電車で見てたよ。君のことずっと…かわいい、って思ってたんだ」
私の耳元でそう囁くおじさんは顔を見なくても笑っているようなそんな表情が思い浮かぶような声。
抵抗しないのは見ず知らずの人に触れられて怖いから、なんて言葉が出れば良いのだが私には出来なかった。
その様子を見たおじさんはさらに大胆な行動を始める。
ブラウスの隙間から手をするりと侵入させるとそのまま下着の上からやんわりと触れる。
「かわいい、下着が見えてきたね…。…おじさんに、もっと見せてくれる…?」
人も混んでいることもあり身動きもあまり取れない、逃げ出したい気持ちもあったがいとも簡単にボタンに手をかけられてしまい2、3つと簡単に外されてしまう。
白い色気のない下着もあっという間にずらされると隙間から少しだけ露わになった膨らみを優しく揉み始める。
「ちょっと…、もう、…辞めてもらえませんか…?」
これ以上はダメな気がする、そう思い胸を手で隠しながらおじさんの方を振り返る。
だがおじさんはそんな私を気にも止めずにニヤリと笑うだけ。
膨らみの先端を指の腹で転がしたりつまんだりして弄ぶ。私がそれに甘い声を漏らしながら反応しているのを楽しそうに耳にはかぶりついてくる。
*****
「…、ああっ…」
「あれ?…段々とかわいい声が漏れてしまったね。…静かにしないと、誰かに見られるかもしれないよ?」
そう言いながら膨らみの先端で遊ぶ指先は止めてくれない。
私が触れられ次第に甘い声になっていくのを楽しんでいるようにも見えた。
「その表情は全然やめて、って顔に見えないけどねぇ…ふふふっ…、」
おじさんは何かをまだまだ企んでいるかのように怪しげに笑うと私の首筋にキスをした。
声が漏れないように口を自分で押さえ、なんとか周りには気付かれないようにする。
おじさんは容赦無く胸の先端を刺激してくる。
私は初めてのこんな経験に羞恥心がおかしくなりそうだった。
やめてほしい、だけどなんだか次第にドキドキとする。
これが背徳感、というものなのだろうか。
知らないおじさんの大胆な行動にそのままされるがまま、下車駅まで触られ続けた。
「あれ…そろそろ君が降りる駅みたいだね。…また、会えるのを楽しみにしているよ」
おじさんは私の降りる駅を覚えていて、到着する前に声をかけてくれた。
突然行為をやめられてしまい、少し身体がむずむずとしてしまうような、これも初めての感覚だった。
私はもしかして、…おじさんを求めてるの…?
優しく返されてしまい服は丁寧にボタンを着けて着崩しを直してくれた、その手はそっと私から離れる。
「また明日も、会えるよね。…もっと、楽しいことしようね」
おじさんに囁かれると腰が疼いたような感じがして。
私は反射的に小さく頷いて電車を降りた。
Fin.
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