ボサ髪ダサ男に犯されて (Page 4)
「よっと…」
「この漫画さっき…」
「さっき棚に置いてたのを持ってきたんだよ」
いつの間に…ってか、どうして漫画と私の願望が関係してるわけ?
意味が分からないといった顔で私が彼を見上げると、ガバッと覆いかぶさってきた彼がいきなり私の両足を揃えて真上に上げたのだ。
そして、そのまま奥へと突かれる。
「主人公の女の子って、確かこうやって彼氏でもない人から責められるんだよね?」
「ひゃあ…っ!やだやだ、やめてぇ、あぁん!あっあっ」
足を閉じてるからなのかは分からないけれど、さっきとは違った快楽が全身を支配し始めた。
下の方からは、ずちゃずちゃと粘り気のあるような水音が聞こえる。
ズンと奥まで響いて…。
どうしよう、気持ちいい。
「あっ、あっ…あぁ…ん」
「うわっ…これやばい。めっちゃ締めてきてる…」
彼も気持ちいいみたいで、額から吹き出した汗が顎まで滴り落ちてきている。
あんなに嫌だったはずなのに、今は身体が自分のものではないみたい…。
腰を掴まれて、休む間もなく何度も何度も突かれているうちに椅子の背もたれが背中と擦れてヒリヒリしてきた。
「ねぇ…背中痛いから、手…外してくれない?」
「僕の名前は悠真。悠真って呼んでみてよ…ほらっ」
その途端、彼は強めに腰をポンと突き上げる。
「あっ!んぁ…ゆっ悠真さん…」
「素直で可愛いなぁ。莉子ちゃんに僕の名前を呼んでもらえる日がくるとは」
「悠真さん、お願い…これ外して…」
「…どうしよっかな。漫画だと最後まで拘束されてるんだよな~」
「漫画の通りじゃなくていいから…お願い」
「ってことは、エッチはしていいってこと?ははっ、やっぱり莉子さん最高!」
喋りながらも腰を動かすのを止めない彼は、私の反応を見て明らかに楽しんでいる様子。
その証拠に時折強く腰を打ち付けてくるんだけど、そのたびに私の言葉が跳ね上がるのを見て嬉しそうにしている。
「んっ、お願い…もう全部終わろう…あっ、あん…私もう…」
「もう?どうした?またイキたい?」
頭がボーっとして気持ちよくなることしか考えられない。
彼氏の顔はとっくに消え去っていた。
今まで感じたことのない快楽に私は溺れてしまっている。
ただただ頷く私を悠真は満足気に見下ろすと、再び中を責め始めたのだった…。
Fin.
レビューを書く