風俗でバイトしていた過去がばれ、上司に脅され犯されるなんて… (Page 6)

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「三田のやつ、ミイラ取りがミイラになったと知ったなら、さぞかし悔しがるだろうな」

M商事専務の尾上は、先ほどからビールを飲みながら上機嫌ではしゃいでいた。週末に高層シティホテルのスイートルームで愛人と過ごすことは、ここ数年の間、尾上にとって変わることのない習慣だ。

チラシを元に脅されて犯されたと詩穂から話を聞き、自分のまいた罠が予想以上に大きな成果を残したことに、尾上はほくそ笑んでいた。

バスローブ一枚だけを羽織った尾上の股間には詩穂が跪き、一物にねっとりと舌を這わせている。

「詩穂にはなにも言ってなくて悪かったが、三田のやつをけしかけたら、きっとなにか悪巧みをするに違いないと思ってたよ。まさか、レイプまでするとはな」

尾上は腹を抱えて笑い出した。

笑った拍子に口唇から肉棒が飛び出してしまい、詩穂は首を伸ばして再び咥え込み直すと、濃厚な口唇愛撫を続けた。

チラシを人事部に送り、写真の女が詩穂だと密告したのは尾上自身だと、先ほど聞かされたばかりだ。

尾上と関係をもって、すでに三ヶ月になる。尾上は詩穂がバイトをしていたピンサロの常連だった。尾上が詩穂を指名することも少なからずあった。

尾上との再会は全くの偶然だったが、半ば脅されるように愛人になれと迫られ、そのままずるずると尾上に身体を弄ばれているのだった。

社内では今、次期社長の椅子をめぐって、専務と常務が激しく対立している。尾上にとって常務の右腕とも称される三田が目障りな存在であることは、詩穂も知っている。三田は仕事もでき、ルックスにも秀でていることから社内でも人望が厚い。三田を排除できれば、尾上の社長就任はぐっと近づくはずだ。

その三田を失脚させるに十分なカードを尾上は手に入れたことになる。会議室で無理やり犯されたと詩穂が告発すれば、三田は破滅する。

それにしても権力争いのことしか頭にない男たちは、どうしてこうも愚かなのだろうと、三田に比べて貧弱な尾上の一物をしゃぶりながら詩穂は思った。

尾上は勝手に浮かれて勝利の美酒に酔いしれているが、本当のキャスティングボードを握っているのは私であることに気づいてはいないようだ。

三田にしても尾上にしても、私を無理やり犯したも同然だ。私は2人のどちらでも好きな方を告発し、失脚に追い込める。

そうすることで私も社内に留まることはできなくなるが、三田にしても尾上にしても私の告発を免れる代償として数億を差し出すことは造作もないはずだ。生涯遊んで暮らせるだけの金を手にできれば、もとより会社に固執する必要もない。

若い三田にそれほどの資金力はないだろうが、バックには創業者一族に連なる常務がついている。三田が破廉恥な事件で失脚すれば、その責任が常務に及ぶのは必至なだけに、常務が資金提供を渋ることはないだろう。

私の証言ひとつで保身を図れるとともにライバルを追い落とし、次期社長の座を確実にできるのだから、けして高い買い物ではないはずだ。

さて、尾上を選ぶべきか三田を選ぶべきか、ジュボジュボといやらしい音を立てて尾上のペニスをしゃぶり上げながら、詩穂は考えていた。

Fin.

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