おにいちゃん、いけないことして (Page 6)
10分くらい舐め合っていたと思う。
わたしの蜜部が与えられる快楽に耐えきれず、ヒクつきが止まらなくなった頃、お兄ちゃんはちゅぽっとクリトリスから唇を離した。
指ではまだわたしの蜜部をかき回しながら訊く。
「ねえ聖奈、聖奈のナカに入れていい?」
わたしはとろけた頭でずっとその言葉を待っていた気がした。
「うんっ……入れておにいちゃん」
正面に向き直り、腕を広げる。
お兄ちゃんは手早くゴムを付けると、わたしに跨った。
「入れるよ、聖奈」
「んっ」
圧迫感に声が漏れる。
奥まで入っていく。お兄ちゃんの太いそれに身体を作り変えられているような気がしてゾクゾクする。
「あっ……おにいちゃんもぅ動いてっおねがい」
「うん……」
お兄ちゃんはゆっくり腰を動かし始めた。
腰を動かされるたびに、ぱちゅぱちゅといやらしい水音が耳に響く。
声を抑えようにも、強く奥を押されるたびに自分ではないような喘ぎ声が出てしまう。
「聖奈、かわいい……」
耳元で囁かれる声に蜜部がきゅんと締まる。
「おにいちゃん……きもちいいっ……」
「ん………俺も…」
お兄ちゃんの腰が速く深く動く。
今まで経験したことのない快楽に、思わずお兄ちゃんにしがみついてしまう。
お兄ちゃんはわたしの腰を掴み、何度も何度もパンッパンッと腰を打ちつけた。
「あっ…あっん……だめ、イっちゃう!」
「イって聖奈、おれも……イク!!」
びゅるるる!っとゴム越しに精子が発射されたのがわかった。
ビクビクと腰が反り返る。
甘いため息と、ともに脱力する。
ぽやぽやとした頭でわたしは考えていた。
わたし、お兄ちゃんとSEXしちゃったんだあ。
お兄ちゃんがわたしの秘部から、自身のペニスを抜く。
顔はまだ上気したままだ。
ゴムの口を縛るお兄ちゃんに声をかける。
「ねえお兄ちゃん、また泊まりにきてもいい?」
お兄ちゃんは返事の代わりに、優しくキスをしてくれた。
そのキスにわたしもキスで返事をする。
絶頂に達した後でも、わたしの蜜部はまだずくずくと疼いていた。
もっといけないことをしてほしい。
ねぇおにいちゃん、いけないことして。もっと。
Fin.
とてもドキドキしました!
匿名 さん 2020年6月4日