真夏の熱にやられて。 (Page 4)
ようやく解放されたものの、指一本動かせず畳の上に突っ伏した。クーラーの風が背中にあたり、ひんやりとして気持ちいい。
彼はちゃぶ台に置いていた飲みかけの麦茶を飲み干すと、
「実を言うと、俺もお嬢さんとセックスできたらいいなぁって思ってたんだ。まさかそっちから誘われるなんて思ってなかったがね。俺の計画じゃ、浴衣の着方がわからないって言ってきたところをあわよくば襲うつもりだったんだけどな、わはは」
頭がぼんやりしていて、彼の快活な笑いが冗談かも本気なのかもわからない。彼はぐったりとしている私に麦茶を勧めてくるが、起き上がってグラスを受け取る気力すらなかった。彼は口に麦茶を含むと、私を抱き起こして口移しで麦茶を飲ませてきた。
少しずつ流し込まれる麦茶を飲み込み終わると、今度は舌が侵入してきて口内を犯す。舌を絡め返して応戦すれば、それは再開の合図となった。彼の胡座を跨ぎ、対面座位に似た体勢になる。
「ふぅっ、んう、んんっ、ぷはぁっ」
「はぁっ、休憩させろって言ったわりにもう続きがしたいのかい?」
「んん…、だってぇ…気持ちいいんだもん…んあぁっ」
散々弄り倒された乳首をまたも摘まれて、クニクニと強い刺激を与えられる。節くれだった男らしい手は、たいして大きくない私の乳房をすっぽりと覆ってしまった。
「乳房の大きさと乳首の大きさが釣り合ってねぇなあ。もしかして、ひとりでする時は乳首も弄ってるのか?」
「えっ、どうしてそれを…」
誰も知らないはずの私の自慰事情を当てられて、羞恥で顔から火を噴きそうだった。
「図星か?そんなに顔を真っ赤にして…出会ったばかりのよく知りもしない男を誘っといて、今更ウブなふりすんのか?面白いねぇ」
「いっ…!」
乳首を噛まれ、出かかった声を反射的に抑える。彼はなかなか噛むのをやめようとしない。むしろ私がいつになったら泣きだすのかを試すように、少しずつ噛む力を強めているようだった。痛みに耐えきれず、
「痛いっ、それっ、いやぁ…!」
「ん?痛いのは嫌いか?悪ぃ、もうやめるから」
非礼を詫びるつもりなのか優しく口付けてから覆い被さられ、正常位で挿入してきた。物寂しいとなっていた膣内は、二度と離すまいと彼を締め付ける。
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