バーテンダーの彼氏が、いつもと様子が違う。余裕のない彼氏に愛を伝えるラブラブエッチ♡ (Page 5)
顔を赤らめながら、一生懸命に愛撫してくれる愛香。
赤い唇が先端に触れた時なんて、もう歓喜の震えで腰がピクついてしまった謙介。
少しだけ出した舌先で、裏筋を根元から先まで行き来する。
舌を少ししか出していないせいで、唇間でもが時々肌に触れる。
そして、謙介が時折大きめに反応する場所があった。
それは竿と先端の境目、そうカリの部分だ。
あれ?と思った愛香は、何度か確かめるようにゆっくりと舌をスライドさせたが、毎回カリの部分でビクッとする謙介に確信を持った。
謙介の反応に自身の興奮も高まってきて、密が少しずつ溢れてくるのが分かった愛香。
そして、愛香はカリの部分に唇が当たるように先端を咥えたのだった。
「っ、あ、愛香…どこで覚えたの、そ、っ…れ」
「謙介さんの反応見てだよ、これが気持ちいいのかな、って思って」
少し目を潤ませた愛香が上目遣いに見上げる。
愛香の興奮度合いも謙介に伝わり、謙介は余計嬉しくなった。
それと同時に…
「えっ、あっ謙介さん!?」
手を引かれソファに寝かせられた愛香。
組み敷く謙介の顔には余裕の色はなくなっていた。
「もう、あんまり我慢できなくなることしないで」
「…気持ちよく、なかった?」
一瞬で不安そうになる愛香だが、謙介には笑顔で優しく言ってやれる余裕さえなかった。
「違う、気持ちよすぎたの」
ハッとして、顔を赤らめながらも少しはにかんだ愛香。
「…よかった。なんか謙介さん、切羽詰まってるみたいな顔してたから、好きだって言葉以外で伝えたくなったの」
自身の余裕のなさを見透かされていたことに驚いた謙介。
優しくしたかったのに、愛香の言葉でタガが外れてしまった。
「愛香、ごめん…もう我慢無理、痛かったら言って」
「…?っあ、ああっ!!」
服も脱がぬまま、一瞬で皮膜を被せた謙介が、一気に愛香の中に押し入ってきた。
慣らしてもいないソコは、普段よりキツく謙介に密着した。
ただでさえ興奮MAXだった謙介は、いきなり挿れたことを後悔するほど。
「痛く、ないよ。いつもより、謙介さんが近くにいる、みたい、謙介さん、今日…は謙介さんの好きに抱いて…?」
目も潤み眉を寄せながらも快感を表情の奥に押し込むように微笑んだ愛香。
「今日、壊すかもよ、覚悟…っはぁ、しててな」
「謙介、さんなら壊されて、いっァアンッ!」
言い終わらないうちに腰の動きを強めた謙介。
愛香が痛みを感じたとしても、壊してやりたい気持ちが先走ってしまった。
獣のようにがっつく謙介は初めてで、愛香は愛おしささえ感じながら受け止めた。
Fin.
唇までもが
最後のページですが、
「唇間でもが」は誤りです💦
正しくは「唇までもが」
読みづらくさせてしまい申し訳ありません🙇♀️
作者です さん 2023年8月6日