バーテンダーの彼氏が、いつもと様子が違う。余裕のない彼氏に愛を伝えるラブラブエッチ♡ (Page 4)
すると、真っ暗な中で鼻にフルーツと花の香りがスっと入ってきた。
それは愛香の柔軟剤の香り。
謙介は愛香に抱きしめられていると分かった。
額にもキスが落とされたのだが、次にカチャッと音がした。
その音に覚えがあり目を開けてしまった謙介は音のした方を見下ろす。
「えっ」
声が漏れてしまったために、目を瞑っていないことが愛香にバレた。
ベルトとチャックが開けられ、愛香は下着に手をかけようとしている。
愛香は顔を赤らめてはいるが、膨張し窮屈そうなそれをボクサーパンツの間から出そうとしながら、謙介を見つめた。
「ちょっと、愛香、汚いしいいよ!」
「謙介さん、汚くないよ?」
恥ずかしがりながらもこじ開けられたそこから飛び出したペニスを大事そうに、指先で支えるように包んだ愛香は、顔を近づけた。
…が。
「ストップ!!…せめて…ちょっと拭かせてくれ…」
頬を赤らめた謙介は、何か拭くものがないかキョロキョロして探す。
すると、愛香は何か閃いた。
カウンター内に戻ると、何かを持って戻ってきた。
「少しヒヤッとします」
愛香は手に持っていた何枚か重ねたティッシュに何かを吹きかける。
キョトンとしていた謙介だったが、液体の入ったスプレーボトルを見て慌てた。
「!?ちょ、っっっ!!!!」
慌てる間に愛香がペニスを拭き始めてしまった。
ヒヤッとしたのは一瞬、すぐに熱くなる。
…そう。吹きかけられたのはエタノール。
テーブルの消毒用にボトルに入れていたものだった。
陰嚢や脚の付け根、恥丘を先に拭き、血管の浮き出た竿や先端は最後に拭いた。
流石に、吹きかけてすぐだとエタノールが効きすぎるために加減はしたつもりだったのだ。
「これで、もういいよね?謙介さん」
顔は赤らみ、羞恥心はあるはずなのに、平静を装ってわざと強気に見つめてきた愛香。
あまりにも扇情的で、初めて見る愛香の表情に魅入ってしまった謙介は、その次の行為を止めるのも忘れていた。
ーーーーーーチュッ
ビクンッ
たった一度、唇が反り立つそれに触れただけなのに、腰が揺れた。
謙介は、普段Sなのに愛香に見惚れ、速く大きく鳴る鼓動に戸惑った。
“俺、マゾじゃないはずなんだけどな…”
謙介の反応が好感触だと感じ取った愛香は、その後も愛撫を続ける。
優しく包んだ指の先まで、意識を集中させる。
爪で謙介を傷つけないように、でも時々指先で先端を優しく撫でる。
脚の付け根から、陰嚢にも口付け、時々舌を覗かせる。
そうして、肉棒の頂点に少しずつ近づいていった。
唇までもが
最後のページですが、
「唇間でもが」は誤りです💦
正しくは「唇までもが」
読みづらくさせてしまい申し訳ありません🙇♀️
作者です さん 2023年8月6日