バーテンダーの彼氏が、いつもと様子が違う。余裕のない彼氏に愛を伝えるラブラブエッチ♡ (Page 2)
「愛香ちゃん、ほんといい子だし可愛いからモテるのも分かるけど、女性客そっちのけで愛香ちゃん狙うお客さんも増えたから、店長も大変だね〜」
「…お店としては嬉しいですよ」
「はいはい店としてはね。男としては気が気じゃないの顔に出すぎだよ」
「店長顔に出てますよ。ったく、雇ってる子に、って幻滅するところだけど、店長も私情は仕事に持ち込んでないし愛香さんも一生懸命ですしね〜。まあ頑張ってください」
愛香がせっせと裏で働く間に、バイトくんと常連さんは店長をからかっていたようだが、愛香はつゆ知らず。
*****
営業終了後、片付けも終えた愛香たち。
「…はぁ〜疲れた。もうこんな時間…俺帰ります」
「そかそか、お疲れ様ー!」
「お疲れ様、今日もサンキューな。って、一杯作ってやろうと思ったのに、帰るのか?」
「はい。お邪魔はしたくないので」
「は?」
「え?」
ではでは〜とバイトくんが帰っていく。
「愛香もお疲れ様、今日もサンキュな、はいこれ」
促されてカウンターに腰を下ろす。
「店長ありがとうございます、いただきます!…あ、これ」
「先にあいつに作ってたんだけどな。帰ったから愛香用にフレーバーチェンジ」
フルーツの風味のするカクテルが好きな愛香。
中でも桃系が好きだからだろう、店長が桃の果汁を使ったカクテルにしてくれた。
「今日のも美味しい…♡」
これに合う料理って、どんなのがいいかな…
考えていると、愛香の考えていることが分かったらしい店長がくしゃっと笑う。
「愛香らしい、くくっ、」
「店長笑いすぎです」
「っていうか、もうあいつもいないし謙介でいいよ」
「だって、お店の中じゃ…」
「俺がいいってんだからいいのー」
少しムスッとした店長が愛香の腕を引き、膝の上に座らせ口付けてきた。
「んむっ…てん、ちょ…っ」
「だから謙介」
唇が触れてるのに喋る店長。
(声が近すぎて心臓が…!)
唇までもが
最後のページですが、
「唇間でもが」は誤りです💦
正しくは「唇までもが」
読みづらくさせてしまい申し訳ありません🙇♀️
作者です さん 2023年8月6日