最後まで気づかれなかったら…ご褒美な? (Page 5)

「っ…花音、絞めつけ過ぎっ、春にぃに気づかれるかも…」

「んっ、だって…あぁっ、はぁ…はぁ」

「じゃあ最後まで気づかれなかったら…思いっきり気持ち良くイカせてやるよ」

狭いクローゼットの中のせいなのか、それとも春人お兄ちゃんに見つかっちゃいけないというシチュエーションのせいなのか、私は自分でも驚くほど感じてしまっていた。

後ろから尚ちゃんのモノが抜き差しされる度に快感が身体に広がっていく。
もっと激しくしてほしい…。

そう思って自らお尻を尚ちゃんの方へ一層突き出し、擦りつけた。

「はぁ…っ、えっろ」

尚ちゃんは後ろから私の胸を鷲掴みにして、思いっきり揉みながら一気に突き上げてくる。

「あぁっ、あん!」

「2人共帰って来てるー?あと少しで出るから俺のお酒残しておいてよー!!」

私の声が聞こえてしまったのだろうか?バスルームから春人お兄ちゃんが顔を出して叫ぶ声がした。

ヤバいと思った私はとっさに口を押さえる。

「春にぃ、そろそろ出てきそうだな。…花音頑張って堪えたし、そろそろご褒美あげなきゃな」

尚ちゃんは私の耳元でそっと囁くと、すごい勢いで腰を打ち付けてきた。
立っている私の太ももには蜜液が伝い、クローゼットの中はいやらしい音でいっぱいになっていた。

「はぁっ…あぁっ尚ちゃん、もう無理っ、イっちゃう…っ」

「俺も、限界かもっ…」

「あぁ…っあっ、あっ…やあぁ…っん」

私が達したのと同時に、お尻の辺りに熱いものを感じる。

尚ちゃんは「ずっと好きでたまらなかった…」と言いながら私に深く口付けをした。
私もそれに応えるように尚ちゃんの舌に自分の舌を絡める。

そして、私たちは何事もなかったかのように笑顔で春人お兄ちゃんを迎えるのだった…。

Fin.

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