最後まで気づかれなかったら…ご褒美な? (Page 3)

「んっ…そこ…気持ちいい」

ぐぐっと背中の凝り固まったところをいい感じにマッサージされて、私は完全にくつろいでいた。

「花音、変な声出すなよ」
  

「変な声って何よ…はぁ…やばっ、尚ちゃんマッサージ上手いね」

だろ?と言う声は、顔は見えないがきっと得意げな顔をしているんだろうなと思う。

でも、お世辞抜きで本当に気持ちがいい。
尚ちゃんの大きな手は肩を揉みほぐした後、そのまま腰の方へと下がっていき、凝ってる箇所を絶妙に探り当ててくる。

疲れとお酒、心地良いマッサージの力もあって私はだんだんと眠くなってきていた…その時、尚ちゃんの手がお尻の方へと下がっていく気配を感じて私は慌てて起き上がろうとした。

「尚ちゃん!そこ、お尻だって…!」

「分かってるよ、ってかお尻ってかなり凝ってるんだぜ?」

そんなのは知ってるけれど、さすがにお尻は気まずい…。

だけど、尚ちゃんは再びいいから、いいからと言って私をうつ伏せにさせた後、お尻から太ももをマッサージし始める。
強弱をつけながら優しく擦り上げられていると、徐々にスカートがめくれ上がってきていた。

「なっ尚ちゃん…、パンツ見えちゃう」

私はスカートがこれ以上めくれないよう手で押さえようとしたが、その手を尚ちゃんに捕まえられてしまった。

えっ?と驚く私の耳元に尚ちゃんの息がかかる。

「もっと、気持ちいいマッサージしてあげる」

「えっ…?やっ、待って、尚ちゃん!?あっ…」

ブラジャーのホックが外されて胸元が開放感に包まれた後、ブラウスの下から尚ちゃんの手が差し込まれ、胸の横をやんわりと撫でられる。

ぞくぞくとした感覚が背中を走り、私は脚をもぞもぞとさせてしまう。

そんな私の反応を見逃さなかった尚ちゃんは、くるっと私を仰向けにさせると唇を重ねてきた。

「んんっ、はぁ…っ」

「可愛い反応だな、気持ちよくなってきた?」

尚ちゃんはそう言うとブラウスを捲り上げ、熱を帯びた手で私の胸を揉みながら、もう片方の手でショーツの上から割れ目をなぞる。

「あっ、やぁっ…ん」

「もう濡れてるよ?花音はエッチだったんだね」

「やだぁ…っ、違う…んっ!やっ、あぁん」

ショーツの上を這いまわっていた手が、いきなり横から差し込まれ直に私のそこを撫でられた。

ぴりっとした甘い刺激が身体中を駆け巡る中、更なる刺激に私の心臓はドクンと激しく鳴った。
尚ちゃんが私を見上げながら、乳首をレロッと舐めたり、口に含んだりしている。

「あんっ、んっ…んん」

ちゅぱちゅぱとわざとらしく音を立てながら、吸ったり舐めたり…。
映画の音だけが聞こえるリビングにいやらしい音が響き渡る。

そう…ここは尚ちゃんちのリビング…。

「んっ、尚ちゃん…!春人お兄ちゃん帰ってきちゃう…から、もうやめよ…っ?」

「じゃあ、別の部屋行こっか?」

そういう事じゃないのっと慌てる私のことはお構いなしに、尚ちゃんは私をお姫様抱っこすると、そのまま2階の自分の部屋へと向かった。

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