セックスを楽しめない私に同期がしてきた提案で、新しい自分を知ることに (Page 3)
「ふんっ…っ」
ーーーーチュクッ、チュッ、
艶やかな水音が唇から漏れる。
「ははっ、まゆ赤い。かわいー」
「っ、これはお酒のせい!」
「まゆお酒強いじゃん。顔色変わらないの知ってるよ?」
ソッ、と護の掌が胸の膨らみに触れた。
「ほら?シャツ越しでもドキドキしてるの分かるよ?」
「ちょっと、何触って…!」
「俺の秘密、見ちゃったじゃん。なら、付き合ってよ」
「見ちゃったって、あんたがちゃんと正しく教えないから…!」
「セックス、楽しくないって言ってたよね?こんなSM、したことある?」
「…ない。軽く縛られる程度ならあったけど」
護が妖艶に笑う。
崩れてシワくちゃな護のシャツが、なんだかすごくいやらしい気持ちにさせる。
「はは、縛られる側ね、今日は縛る側、Sの方してみてよ。新しい扉が開けるかもよ?」
「そんなんした事ない…!」
「じゃあまず…これで縛って?これは手、こっちは脚…ね?」
ゴクッと、生唾を飲む音が頭に響いた。
「こ…こう?」
「ううん、もっと強くていい」
「…普段から、こんなプレイばっかしてるの?」
「んー…普段からって言うか、彼女が出来ても、こんなゴリゴリの拘束具が出てきたら引かれちゃうんだよね…」
「…」
そりゃあな…と私が思っていると。
「でも、まゆは引くどころか顔赤らめたからさ、もしかしたらって思ったんだ」
脚を縛れって事だと思うんだけど、護が両足首を揃えた時、高い盛り上がりが目に入ってしまった。
私が赤くなってるのを見て妖艶に笑う護、それに悔しくなった私は、軽くだけどそこを弾いた。
「っはぁっ!ちょ、まゆ…!」
「何硬くしてんのよ」
目を見開いた護が、高く張ったそこをビクンとさせる。
「今の…めちゃくちゃいい」
「っ!?」
こいつ…根からの変態だ…
「そうだよ、俺変態だよ。まゆ、素質あるよね」
「は!?」
「顔に出てるって、思ってること。でも、まゆもそんなに興奮してるなら仲間だよ」
図星をつかれた。
護の言う通り、わたしは興奮していた。
今まで、こんなに興奮したことなんてない。
私ってば…いじめるの好きだったんだ…
「なら…遠慮なくさせてもらうね」
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