甘い男友達は豹変する (Page 3)

温かくて気持ちいい。このままずっと眠っていたい。

そう思いながらうっすら目を覚ました私の身体は、いつの間にか後部座席に移動した真琴さんの腕の中にあった。

「あの…、ごめんなさい」

慌てた私は急いで身を起こして離れる。

「紡ちゃん、ダンゴムシみたいに丸くなってたから寒くないように温めてあげてたのになぁ」

「ダンゴムシって…。えっと…ありがとうございますジャケットも…」

「ジャケットも?」

意地悪に笑いながら私に次の言葉を促してくる。

「ジャケットも…、真琴さん…も?」

「いーえ、どういたしまして。気持ち良さそうに寝てたけど、寒そうに縮こまってたから」

真琴さんの優しさが沁みる。

「聡とケンカしたの?」

「聡、元カノと浮気してたんです。問い詰めたら1回だけ関係を持った、今はなんでもないって開き直っていました」

また涙が出てきてしまう。

「泣かないで」

そう言うと、瞳を鋭く光らせた真琴さんが私の首筋に噛みついてきた。

「ひゃぁ!あんっ…!」

「ふふ、やっぱり首弱いんだ。前も可愛い声出してたもんね」

首筋を甘噛みしながら時折舌でスッと舐め上げる度に、私の全身がじんわりと痺れてくる。

「真琴さん、だめぇ…」

私の腰を掴んでいた片方の手が離れたと思った途端、いきなり乳首をつままれた。

「ンンッ!」

「紡ちゃん、ブラ着けてないでしょ?雨に濡れたから、どんどん透けてきてるよ」

その言葉に私はサァーっと血の気が引いた。
今着けているワンピースは部屋用で家の中だからとブラジャーを着けていなかったのだ。

そんなことをすっかり忘れて雨の中走っていたと思うと恥ずかしくてたまらなくなる。

「雨に濡れて胸の形が浮き出てきてるよ、こことか…ここも」

真琴さんはくるりと私を反対側に向かせると、後ろから胸のラインを指でなぞってきた。

「はぁっ…、あっんっ、やっ…」

両手を脇の下から差し入れて、指でじっくりと執拗に胸のラインなぞり続ける。

「紡ちゃん、感じてる?こっちもどんどん形が出てきちゃったよ」

「えっ…?いやっ、あぁんっ!」

そう後ろから耳元に囁かれた途端、指でピンッと両方の硬く尖った芯が弾かれた。

もう喘ぎ声が止まらない。我慢したくても真琴さんの指が強弱をつけながら胸を弄んでくる。

「やめてっ、はぁ…はぁあん、もう無理っ…」

「胸だけでイッちゃうの?紡ちゃんはエッチだね。いいよ…イカせてあげる」

後ろから胸をすくうように優しく何度も揉みしだき、ぎゅっと乳首をひねり上げられた。

「きゃっ!やだぁ、やめてぇっ…!だめっ、だめなの…あぁんっ!」

はぁはぁと肩で息をして、ぐったりした私をシートにそっと寝かせた真琴さんを下から見上げた。

艶めかしく妖しげな表情で物欲しそうな目をした真琴さんに私は惹きつけられそうになってしまう。

息が出来ないくらいに激しく真琴さんの舌で口の中を探られて私の身体は熱くなってきていた。

「可愛い…もっとめちゃくちゃにしたい」

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