かわいい彼女の作り方 (Page 3)

「は…あ…っ…」

息継ぎのために何回かキスが途切れ、そのたびにぽたぽた、唇の端から二人分の混じり合った唾液が零れ落ちた。

「…可愛い。梓さん」

そう呟くと覆いかぶさったまま、爽くんが私の服のボタンに手をかけてきた。

「ま、待って、爽くん! 私まだ、シャワー浴びてない、し…!!」

爽くんからはシャンプーのにおいがする。なのに私だけお酒くさいし、何より…恥ずかしい。

「待ちません。それに、いってたじゃないですか。人の心を変えさせてしまうだけの意気込みを見せろって。これが僕の意気込みですよ? 高里主任」

その言葉に反論ができなくなる。なんで爽くんは、こういうときは積極的なんだろう。

大体その言葉も、ベッドでの振る舞いを仕事に生かしてほしくていったんだけど。

「今からイヤっていうほど、見せて差し上げますから」

そういうと爽くんはあっという間に私を脱がし、そして。

ちゅ、と音を立てて私の体の中心…大事なとこに、舌を這わせてきた。

ぴちゃ、ぴちゃ…えっちな水音が、耳に届く。

「そう、くんっ…汚い、よ…!!」

「ないですよ。梓さんに汚いとこなんて」

あっさりいうと、爽くんはクリトリスに軽く歯を立てた。

「ぁ、ああ…ぁっ…!!」

…イッちゃった。はあはあ、息を整えながら爽くんの顔を見る。にこにこしてる。

悔しい。私がそこが弱いってことを知ってて、責めてくるんだから。なら、私だって。

「爽くん!」

膝立ちになって、私の脚の間から見下ろしてくる爽くんを逆に押し倒した。

「ダメっていったのに、無理矢理上司をイかせるなんて。…お返しだよ」

爽くんはまだパジャマを着たまま。それも腹が立つ。自分ばっかり、余裕があるみたい。

ズボンの開きのボタンを外すと、ペニスが勢いよく飛び出て顔に当たった。

「もう。ご主人様に似て悪い子。おしおき、しないとね?」

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