優しいはずの上司にグイグイ迫られた私は、身も心も強引に暴かれる

・作

営業一課の部長の事が好きだけど、彼は優しくて若くで部長にもなったホープ。人気者の彼を影から想っていた私だけど、ある日飲み会の帰りに部長にホテルに連れ込まれちゃった。友達とグイグイ来る人が好きと会話していたのを立ち聞きしていた部長が、枷を外して強引に責めてくる!

「佐久間が優しい人が好きって聞いたから優しくしてたんだ。でも、“もっとグイグイ来る方がいい”んだろ?。覚悟しろよ?」

「待って下さい!瀬戸部長っ!」

「もう待たない」

「んっ、あっぁあっ!」

どうしてこうなったの…?

*****

私は佐久間ゆい。
25歳で入社3年目。

営業二課で営業一課の人たちの補佐をしている。

私には好きな人がいる。
営業一課の部長の瀬戸大和さん。

29歳で未婚、容姿もいい。
しかも、社長の血縁なのにコネを使わず入社。

たったの2年で営業部のトップの成績を出してしまった。

営業一課は30人以上もいて、皆意識高く切磋琢磨している人達だ。

バチバチになってる人だって少なくない中で、あっという間にトップに、中心に立ってしまった瀬戸部長。

そんな部長を狙う女子社員は数多。

私は恋愛戦争に突っ込みたくないし、穏やかに職場をやり過ごしたい。

だから私の行く道は一つ。

瀬戸部長を好きな素振りを見せず仕事に徹する。

どうせ私には手の届かない人だもん。

私のいる会社は結構大きな会社で、年がら年中繁忙期かという程いつも忙しい。

覚える事も沢山あるし、営業さんによってやり方も適した補佐の仕方も違う。

残業も多くて大変だけど、とてもやり甲斐がある。

少し前、私の作る資料が一課の人達に好評だと聞いてさらにやる気が出ているところで。

そんなある日、飲み物を買おうと自販機に向かったら、友達の真美に会った。

「ゆい〜!ゆいも一服?」

「そうそう。資料作成がキリいいとこでね」

「ゆいも大変よね。一課の人達に資料気に入られて頼まれ事も増えたし。ただでさえ可愛いから関わり持ちたがる男どもも多いのに」

イヒヒと女っ気なく笑う真美。
そんなとこが飾らなくて好きなんだけど。

「資料褒めてもらえるのはほんと嬉しいよ」

「まーたはぐらかして!いい人いないの?あっ、ほら瀬戸部長とか!人気あるじゃん!」

「人気はあるけど…優しすぎるよ瀬戸部長。私もっとグイグイ来てくれる人のがいいかも」

「ふーん…グイグイねぇ…」

口を窄めて見つめてくる真美。

「何よそんなジロジロ見て」

「いやこだわり強いな〜ってね!」

「意味わかんない、もう戻るからね?」

「あっ、待てゆい!」

自販機で買ったレモンティーを持って持ち場に戻る。

まさかこれを聞かれてたなんて。

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