ナンバーワンセラピストの性感マッサージ (Page 4)
びくりびくりと身体が震え、背がしなる。脚をぎゅっと締め付けてしまうが、長谷川さんの手はそのまま動いていた。強くではなく、イッている最中の震えるクリトリスをくすぐるようにして触れているのだ。イッている最中だから、本当に少しの刺激でも、強すぎる快感に感じられた。
「あっ、ああっ…!も、もうイキました…!もう…っ!」
「イッた後またイクとね、すごいんだよ」
「やっ…!あっ、あっ…あああああっ!!」
絶頂に、絶頂が重なった瞬間、ミナは自分の身体がどうなっているかわからなかった。長谷川の身体にしがみつき、与えられる熱に耐えられないとばかりに顔を横に振る。けれど、身体は甘い痺れによって冒されていく。
「可愛いね」
こんな刺激、知らなかった。長谷川さんの顔をぐったりとミナは見上げる。
(こんな世界知っちゃったら…どうなるの)
秘処からは絶え間なく蜜が零れ落ちていく。もう長谷川さんを知らなかったときには戻れないのではないだろうか。挿入がないのに、自分だけがひたすら気持ちいいセックス。そんなの、男性と付き合ったことがあっても知るわけがない。
「ねぇ…まださ、オモチャもあるけど、使う?」
「え…?」
「ミナさんが、嫌じゃないなら」
語気を強くして言われ、ミナの胸は高鳴った。イッた後の身体の疲労はあるが、甘美な誘惑だ。これ以上イッてしまったら身体がどうにかなってしまうという警戒感はあるが、それ以上に「その快感を知りたい」という好奇心も強かった。
「あ…」
こくりと喉が鳴ってしまう。ミナが言葉を迷わせていると、長谷川さんはミナを見つめてきた。ミナの言葉を待っていたのだ。
Fin.
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