先輩、ご教授お願いします!
好きな人の好みが色気のある人だと聞いて、先輩で色っぽい季子さんにアドバイスをお願いした妃香。お酒を飲みながら話を聞いているうちに、季子さんが急にキスしてきて…。今までの男とは全く違う繊細なタッチに気持ちよくなっちゃう!先輩に導かれて新しい扉開いちゃいました。
数日前、大学のサークルでの飲み会の話である。好きな人が女の子の好みを聞かれて、
「色気のある人かな」
と言っていた。そんな単純な話だ。自分の胸に手を当てる、僅かにしかない膨らみに落胆を隠しきれない。深いため息を吐く。ここは恥を忍んで色気のある人に聞くしかない。私と親しい人で色気のある人と言えば…
「季子先輩、色気のある女ってどうやったらなれますか?」
「え、何急に?」
一つ上の季子さんぐらいしか。高校の先輩で、偶然同じ大学に進学して今も可愛がってもらってる。高校のころから色っぽくて、とても一歳しか違わないとは思えない。色気のある人を目指すなら、色気のある人に聞くのが一番だ。
「うーん、ここじゃなんだから宅飲みしよっか。妃香ちゃんも二十歳で、やっとお酒解禁したし。コンビニでお酒買って、うちで飲もうよ」
「はい、喜んで」
あれこれ相談しながらコンビニでお酒を買って、おつまみとかも少し買った。初めて来た季子さんの家。きちんと整頓されていて、微かに香水の香りがした。
「その辺適当に座ってて。簡単な作り置きしかないけど、空腹時のアルコールは危ないからね」
そう言いながらとても簡単な作り置きとは思えない料理を冷蔵庫から取り出している。季子さんは何でもできるんだなぁ。
「「カンパーイ」」
こつんとグラスを合わせて乾杯をした。
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良いと思います
下手な野郎よりも
女の子同士が感じ合えるのは事実ですが
なかなか理解されない世の中です
上手にやりましょう
なーんてレズ愛好者より
楽しい作品でした
あさ美 さん 2022年9月22日