ふしだらな条件 (Page 4)

後藤課長は頬を掴んでいた手を離し、再び跪くと祐実の両脚をゆっくり押し広げていく。

「祐実さん、手上げそうだったけど…触るつもりだった?」

顔を紅潮させている祐実と後藤課長は視線を合わせながら、太ももに触れた手に力を入れた。

「恥ずかしい?」

頷いた祐実は、後藤課長と目を離さず、ふたりの息遣いは激しくなっている。

「なんで恥ずかしいの?」

ふたりの視界には、露わになった祐実の秘部が見えている。

「もし、後藤課長が、私の立場だったら…」

「きっと、興奮するよ。好きな人に見られながら、オナニーするって…」

祐実は、右手をゆっくり秘部に伸ばした。

「ぁッ、後藤課長…ぁ…好きな人って、ぁッ…」

少し指先を動かすだけで、祐実の秘部は水音がするほど濡れている。

「好きな人は…俺の目の前で、今オナニーしてる…あぁ、すごい…くちゅくちゅいってる…祐実さんのあそこ」

「ぁッ、あぁああ、うそ、そんな、ぁあッ、後藤課長うそつき…あぁああぁ」

祐実は後藤課長と目を合わせ、愛液をまとったクリトリスを指先で擦り、足先に力を入れた。

後藤課長は、祐実の右手を掴んで秘部から離すと、愛液が糸を引き濡れた指を口に含み、舌で丁寧に愛液を絡み取った。

「俺が嘘ついてたら、一年前の写真残してないよ。俺のこと、下の名前で呼んで?アツシって…」

口から祐実の指を引き出すと、アツシは自分の指を絡ませ、数本、秘部に入れた。

祐実は大きな喘ぎ声を上げ、身体を反らすのを我慢したまま、アツシを見ている。

「痛くない?」

「あぁあ、き、きもちいい…こんな、ぁッ、は、はじめて、ぁああぁ」

優しい口調のアツシを見つめながら、祐実は小さく首を横に振りながら大きく喘いだ。

目を合わせたまま、アツシが祐実の中で指を動かすと、潮を噴いた。

「ぁああッ、ご、ごめんなさい…ん、いや、いやぁッ」

「謝らないでいいよ。嫌?何が嫌なの?」

「わたしだけ…ぁあッ、気持ちいい、の…ああッぁ」

アツシは、中で握った指を引き出すと、あのときのように祐実の口に入れた。

「あぁ、祐実さんの口…俺の、入れたい」

力が抜けている祐実にパンティを履かせると、アツシは立ち上がり、壁に取り付けられた受話器を取った。

「…無理なことお願いして、すいませんでした。ドア、開けてもらっていいですか?」

アツシは、ソファでボーっとしている祐実の脚を下ろし、パンプスを履かせ抱き起こした。

「ここ来てからのこと覚えてる?」

「はい…全部、覚えてます…」

「写真…」

「消さなくていいです」

祐実はアツシの腕を解きながら、目を見ていった。

「俺の部屋…連れてくから」

カチャと音が鳴り、アツシはドアノブを回し扉を開け、ふたりは廊下に出た。

Fin.

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