ふしだらな条件 (Page 2)
一次会でみんなと別れた祐実は、カラオケボックスにいる。
「来てくれると思わなかった」
奥の席には、後藤課長が座っている。
「写真…削除して下さい。そのお願いに来たんです」
祐実の言葉を聞き、後藤課長は、そっか、と呟いた。
「こっちに研修に来たときで…」
「すいません、聞きたくないです」
祐実は汗をかいたグラスを取ると、氷が鳴った。
「今日、酒飲まなかったの?」
「止めたんです」
消してくれと頼んでいる写真の自分を思い出し、祐実はウーロン茶をグイっと飲んだ。
「待って、ごめん!俺、それウーロンハイに変えた」
「私、帰ります」
後藤課長の言葉を聞き、入り口近くに座っていた祐実は、立ち上がってドアノブを握った。
「写真…消してほしいんじゃないの?」
祐実を後ろから抱きしめると、握っていたドアノブを何度も回したが、擦りガラスのドアは開かなかった。
「開かないよ?俺、店入ったとき、鍵掛けてもらうよう頼んだから…」
後藤課長は、祐実の髪を触り、うなじにキスをした。
「あのときと同じ香水…」
左手で祐実の頬に触れ後ろを向かせ、唇を奪った後藤課長は、無遠慮に舌を入れた。
「んんんッ、や…」
後藤課長の手が祐実の脇の下から伸び、ワンピースの上から胸を揉み始める。
「あのとき、祐実さんがトイレ行ったの追いかけたの覚えてる?居酒屋のトイレの個室で、こうやって後ろから…」
「いや…やめてください」
後藤課長は右手を祐実のスカートの中に入れ、パンティを途中まで脱がした。
「パンティの脇から指入れたら、我慢しながら喘ぎだしたよね?」
祐実のパンティを太ももの途中まで脱がすと、後藤課長の指は少し濡れている秘部の周りを撫ではじめた。
「んン、あぁッ…」
「あぁ、その声…祐実さん、びしょびしょに濡れてて…中に指入れたら、たまんない声出して…人が来たから、俺のほう向かして、祐実さんの中に入れてた指…口に入れた…」
祐実は背後から胸と秘部を触られながら、過去の自分の話を聞かされ、身体が火照り始めていた。
後藤課長は左手で、祐実のワンピースのファスナーを途中まで下ろすと、ブラジャーのホックを外し胸に手を伸ばした。
そして後藤課長の右手は、愛液で濡れ始めた祐実の秘部を弄んでいる。
後藤課長に押しつけられた擦りガラスの向こうから、歌声と歓声が耳に入ってくる。
「思い出してくれてるの?濡れてきてるけど…俺の指、舐めてくれたの、たまんなくエロくて…人がいなくなって写真撮ったら、祐実さん座って脚広げてくれたから、俺、舐めて…」
愛液が溢れだし、後藤課長の長い指が濡れた祐実の秘部のひだや、われめを撫でている。
「ッあぁっ、だ、だめぇ…だめです」
後藤課長は祐実をソファに座らせると、奥の席に戻った。
「写真消すから、ここでオナニーして」
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