1番気持ちいい四十八手の体位 (Page 2)
「時雨茶臼って言うんですってーこれ」
リコは内心ドキドキしながら、ベッドの上に横たわる彼を見下ろした。彼の上に乗るなんて、これが初めてだった。フェラもしたこともあるし、リコは彼とからみあう中でいたずらに上に乗っかることがあったが、お互いの秘処を全裸でくっつけ合うのは初めてだ。
彼に馬乗りになるなんてことも。
「要は、騎乗位じゃねぇか」
「情緒がないですってー!し・ぐ・れ・ちゃ・う・す!」
先程からの愛の睦み合いが、嘘のようだ。お互いの体は汗ばんでいる。リコの乳首は彼の唾液で濡らされ、赤く熟していた。そして彼の股の欲望は膨れ上がり、ゴム越しであっても、硬さが十分にわかる。
(くっつけてると…大きさがわかる)
太ももに彼の大事なものが当たる。それは薄暗い部屋の中でも確固たる存在として認識できて、リコは自身が欲情されていることに満足感を得てしまう。
「その時雨茶臼が気持ちいい根拠とかあんのか?」
「お、奥に当たるじゃないですか。あたしがコントロールできるし、いっかなーって」
「ふーん、お前本位になるわけか。ま、俺の上で乱れるお前には興味があるよ」
四十八手で、1番気持ちいい体位。リコが時雨茶臼もとい騎乗位を選んだのは、奥まで楽しめるということ以外に、やはり自分のコントロール下でセックスができることに興味があったからだ。
(あたしの気持ちいいこと)
リコは舌なめずりし、期待を胸に彼のものの根っこに手を添え、自身の秘処にあてがう。秘処からは蜜がたれ、彼の先端がつるりと滑る。だがリコは自身が腰を落とすことで、ゆっくりと、じっくりと、彼のものを中に受け入れられた。
「んっ…」
「はっ、エロ…·」
「そ、そういうこと言わないでくださいよ…!」
「いやエロいだろ、自分で騎乗位したいとか言い出すの、中突かれるのが好きって言ってるようなもんだ」
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