意地っ張りな私

・作

学生時代の先輩後輩関係の二人、久し振りのデートで敏感な箇所をからかわれた「私」が、気持ちいいと認めてほしい先輩にローターで責められちゃうお話です。いつも優しい先輩が、えっちの時にはちょっとだけいじわるになって…。

 服の上からローターが乳首を潰すように振動する。くねる腰を跨ぐように先輩は両膝をついているから逃げられない。決定的な刺激じゃないからこそもどかしくて、ばたばたと脚を動かした。

「は…っあ、ん、あっ、やっ…」
「気持ちいい? 認めたら、やめてあげるけど」
「ううっ…ん、あ、だめ、挟まない、でっ、や、ぁっ」

 左右それぞれの乳首をいじめていたローターが右側に集中する。尖って服を押し上げていた乳首の先を挟まれて、がくがくと体が動く。声が大きくなって、逃げ出したくなるのに、認めるのが恥ずかしくて、言えない。言いたくない。
 眼を瞑ってやり過ごそうとする私を見透かしたのか、わざと胸元を近くで眺めていた先輩が顔を耳まで近づけてきた。耳朶に歯をかけながら、耳裏から首のあたりに熱い息を吐きかけられる。
 敏感な部分に直接触れられるよりもたまらない刺激に、また腰が跳ねた。

「あぁッ、や、は…んっ、うう、あっ、ひぁあん」
「ねえ、気持ちいいでしょ。はやく言っちゃいなよ」
「うう、う、あッ、やあ…ゆるして」
「そんなに嫌? 君が悪いんだよ。おっぱい弱いよねってなんとなく言っただけなのに、認めないから」
「弱くな、あッひゃあ」
「そうかなあ」
「あ、んゃっ、舐めないでぇっ」

 ローターを左右の先端にあてたまんま、右側の乳首の尖った部分を横から舐められてしまった。服の上、布越しの刺激。濡れた布が纏わりつく、不思議な感覚。普通に触られるよりもずっと気持ちいい。

「や…っぁ、あぁっ」

 こんなことになるなんて。

*****

 久しぶりのお家デート、二人でゆっくり過ごすと思っていた。
 お泊り用の部屋着に着替えていたから下着もなくて無防備な上半身を触られるだけでそういう気分になってしまって、後ろから胸を揉まれて自分からキスをした。すると先輩が『いっつもここ弄ると素直になっちゃって可愛いよね、気持ちいいんでしょ』なんて言うから、ついムキになってしまったのだ。

*****

「せん、ぱ…っも、や…」
「あぁ、直接触ってほしいの?」
「ちが、や、あァっあああっ…!」

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