威力絶大!あのセーターを着たらいつも以上のイチャラブエッチしちゃいました
南と和泉は7歳差カップル。可愛い年下彼氏、和泉のおねだりを毎回聞いてしまう南。でも今回のおねだりはちょっと断りたかった。例のあのセーターを着て欲しいというのだ。スタイルに自信のない南は悩んだ結果着ることに。想像以上に盛り上がり、今までで一番のエッチになりました。
「南さん、次これ着てほしいな」
そういうと、和泉はスマホの画面を見せてきた。
“童貞を◯すセーター”というタイトルに、胸と背中が大きく開いているセーターが映っていた。
漫画本の中だけの話だと思ったら商品化されているなんて。
「嫌です」
「えーっこれ着た南さん絶対エッチで可愛いのに」
「私胸小さいから似合わないよ」
「そうなの?小さくてもエッチに見えればいいじゃん」
「ほら、みんな胸大きいでしょ?」
と改めてスマホを見た。
どう見ても胸の大きなモデルさんばかり。
私は残念ながらのBカップ。32歳の私はお世辞にもスタイルが良いとは言えない。
メリハリのない身体であんなセーター着ても虚しくなりそう。
「他の誰かじゃなくて南さんが着たところが見たいんだよ」
そう言って、和泉くんは押し倒しながらキスをしてきた。
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残念そうな和泉くんの表情を思い出し、買ってみようかと何度もネットで商品を見る。何回見ても自分には似合う気がしない。
でも、和泉くんのお願いを聞いてあげたい。
散々悩んだ結果、購入してしまった。
*****
今日は和泉くんの部屋でお家デート。せっかく買ったんだからと持ってきたものの、何と言って着たらいいのか。
ずっとタイミングを伺っていたせいか
「なんかあった?ずっと上の空だけど?」
和泉くんに心配されてしまった。
「えっと、実はね、前に言っていたやつ。買ったの、セーター」
恥ずかしくて、歯切れ悪く言うと
「セーター?何のこと?」
和泉くんは忘れていた。
「あ、何でもない!気にしないで!!」
一気に恥ずかしくなり、顔が真っ赤になるのがわかった。似合いもしないのにあんなセーター買うなんてどうかしていた。恥ずかしすぎる。
勢いよく缶ビールを飲んだ。酔って忘れよう。キョトンとしている和泉くんを横目にグイグイとビールを飲んだ。
「南さん、今日本当にどうしたの?」
心配そうに、私の顔を覗き込んでくる和泉くん。憎らしいけど可愛い顔を見ると何もかも許してしまう。
「今日は何だか飲みたい日なの」
そう言いながらしばらくビールを飲み続けた。トイレへ行こうと立ち上がると、酔いが回ったせいか少しふらついて、自分のバッグにつまずいてしまった。
「今日は飲み過ぎちゃったみたい。もう寝るね」
トイレへ行き、鏡に向かい、“アラサーが何やってるんだか”
こちらも良かった
前作の桜の木のしたも良かったですが
こちらも良いですね
作者さんの虜になりそう
クリ子 さん 2022年4月17日