逆ナンした純朴そうな男の子が、実は巨根で絶倫で… (Page 2)
それほど酔っていたわけでもないし、帰宅してもやることはないし。お勘定を済ませて店を出れば、週末の夜であるせいか人通りは多かった。そして宣言通りにファミレスで待っていたら、本当に友士くんが来てくれて…それから30分もしないうちに、私たちは近くのラブホテルのゲートをくぐっていた。
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他愛もない会話をしながら適当に部屋を選んで、入室したら内装やアメニティをざっと確認。それぞれシャワーを浴びるところまでは、確かにバイト中の友士くんと同じはずだったのに。
「ッぁ…」
二人でベッドを軋ませた、その瞬間から友士くんの雰囲気はがらりと一変した。形だけ羽織っていたバスローブを早くも脱ぎ捨てて、筋骨隆々な肉体を惜しげもなく晒してくる。私を見下ろす瞳には獰猛な獣が顔を覗かせていて、もしかしたら童貞クンかもなんていう私の予想はあっさりと裏切られた。
「ン…ふ、ぁ…ンッ…」
触れた唇のファーストインプレッションだけで期待が高まるほどに、友士くんとの初めてのキスは心地がよかった。厚みのある舌は早急でもなく強引でもなく、ねっとりと私の口内を犯してエロスを植え付けていく。
「キス…上手、だね…」
「童貞かと思ったのに、って感じ?」
「経験人数、何人?」
「…元カノは2人、とだけ」
ワンナイトにおいて、執拗な詮索はお互いのためにならない。今は友士くんとの時間を、彼とのセックスを楽しむことだけ。それに、吹き込まれる熱い吐息も私の肌を這う指先も、歳不相応なほどの安定感に満ちている。ここはいっそ彼に身を委ねて、と私は早々に主導権を明け渡した。
「ぁッ…ン…」
「下着、脱がしていい?」
「…ぅん」
ちゅ、ちゅ、と降り注ぐリップ音は愛情深いのに、胸を揉みしだく掌は少し荒くて雄っぽい。かと思えば乳首への愛撫は丁寧で優しくて、素直な私の体はすぐにグズグズに熟れていった。
「指、入れるね」
いくつものビールジョッキを軽々しく持つ、彼の太い指を脳裏に描く。無骨で硬そうなその指は存外に器用で勘がよく、私のイイところを嗅ぎつけるやいなや適度な刺激と快感を与えてくれる。
「ンぁぁ…あッ…」
「恵理さん、ここ好きでしょ?」
「あぁ、ぁッッ…だめ、だめぇ…」
「はははッ、すっげ…潮吹いちゃって、可愛いね」
激しいピストンでもないのに、気付けば私は生温い液体を撒き散らして喘いでいた。そして蕩(とろ)けた視界に映った彼の男根に、思わず生唾を飲み込んでしまう。びんと鋭く勃起したそれは巨根と称するにふさわしく、若く活き活きとした精気をむんと漂わせていた。
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