おもちゃプレイに乱されて、本物のよさを知りました。
幸希と杏奈は付き合って1年。幸希は長期出張中、杏奈が寂しくないよう大人のおもちゃをプレゼント。おもちゃを使って乱れる杏奈が見たい幸希はなんとか頼み込んでおもちゃプレイをスタートさせる。いつもより強引な幸希といつもよりエッチな杏奈。二人はいつも以上に盛り上がり…
「ただいま」
「今日はハンバーグだよ」
「ヤッタ!杏奈のハンバーグ大好き」
幸希のテンションの上がった声がした。
恋人の幸希が長期出張から戻ってきて久しぶりにゆっくりできる週末。
今夜はいっぱい飲んでいっぱい話そうと腕によりをかけた。
「戻ってきてもバタバタでゆっくりできなかったよな」
そう言いながらワインとハンバーグを楽しんでいる。
ハンバーグにしてよかった、たくさん食べる幸希を見ているだけで幸せな気持ちになれる。
「デザート、チーズケーキもあるよ」
「それは明日にする。シャワー先いい?」
「うん、どうぞ。上がったら飲み直す?」
「いや、今日はもういいや」
「そう、わかった」
お酒好きの幸希がこんな早く切り上げるなんて珍しい。やっぱり疲れてるのかな。
私も今日は飲みすぎないようにしよう。
ワインを少しだけグラスに注ぎ、飲みながら片付けることにした。
ガチャ。
キッチンの扉が開き、髪の濡れたままの幸希が戻ってきた。
「あと、片付けておくから杏奈もシャワーしたら?」
「んーあともう少しだから。それより髪乾かしなよ」
「俺が片付けて、髪もちゃんと乾かす。シャワー行ってきて」
「そう、わかった」
いつもより強引な気がするが、やると言ったらなんでもやってくれるのでお言葉に甘えることにした。
脱衣所に行くと幸希がお土産で買ってきてくれたシャワージェルの香りが残っている。
甘い香りに癒される。
幸希も使ったシャワージェルを使い、全身を洗う。
今夜は疲れてそうだから明日かな。
明日の幸希とのイチャイチャを期待して今日はリンパマッサージでもしておこう。
シャワーを出ると、幸希は間接照明だけにしてテレビを見ていた。
「待っててくれたの?ごめんね」
眠い時は早々にベッドへ入っているのに珍しい。
「うん、杏奈とやりたい事あって」
「今から?ナニ?どうしたの?」
「うん、しよ?」
「うん?」
キョトンとする私を抱き寄せ、キスをした。
「いや、なんか久々でちょっと始め方迷った」
照れながら言う幸希が可愛い。
たまらず私からもキスを返す。
「ベッド行こ」
腰を支えてベッドへエスコートしてくれる。
こういうとこが好き。
そっとベッドに横にしてくれる幸希。
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