悪魔の体液は禁断の蜜~異種婚の2人の初夜~ (Page 3)
考えている余裕もなく。
舐められ、扱かれ、吸われて、体に甘い痺れが走る。
「良い、良いから!ねぇ、良いの」
「ウテナ様はここが好きなんですね」
「そう、ねぇ、好き、しゅきだからぁ」
哀願しても、ルーの刺激は止まらない。
「あんっ、あぁ、ねぇ…ダメってばぁ」
ろれつの回らない甘ったるい声。
「こんなに垂らしてるのに、ダメなんですか?」
自分でも滴り落ちるのが分かるくらいに溢れる蜜。
「らめって、ねぇ、お願い」
「あぁ申し訳ございません。私としたことが、察しが悪かったですね」
そう言うとルーは、秘部を舐めはじめた。
長い舌が入り口を優しくなぞる。
「あっ、気持ち良い…」
「そう、気持ち良いでしょう?」
長い舌がやがて入り口から少しずつ中に入ってくる。
ルーは嬉しそうにピチャピチャと音をたてながら舐める。
舌が動く度に体が疼き腰が動いてしまう。
「良い、良いの…」
必死でくりかえす。
ゴツゴツした指が入って来たのに、驚くほど滑らかに動く。
「あぁっ」
中を探られ、弱い所を擦られ嬌声が漏れてしまう。
「こんなに悦んでる。気持ち良いですか?」
「良い、気持ち良い」
ルーの瞳を見ながら、良い、良いとくりかえす。
「もっと気持ち良くしてあげますね」
そう言うとルーのモノが、ゆっくりと中に入って来た。
圧迫感はあるけど、痛みはない。
「あれ、気持ち良い…?」
「痛い方がお好みですか?」
「ちっ、違うわ」
「快楽に堕として、一生気持ち良くしてあげますね」
そんなこと、満面の笑みで言われても。
「快楽に堕とすって」
「大丈夫です。私以外のモノに魅かれないようにマーキングするだけですから」
「マーキングって…はぁうっ」
さっき探られた弱い所に、大きなモノでキスをされる。
「ほら、ここ、良いですよね?」
「ん、良い、良い、好きぃ」
何度も何度も擦られて。
ルーのモノを求めるように腰が動く。
「好き、好き、ルー、好き」
「ウテナ様、好きです」
その言葉を聞いた瞬間。
私は意識を手放した。
*****
気が付けば赤い月の代わりに、青い太陽が室内を照らしていた。
「青い太陽?」
「人間界でいう『朝』ですね」
「もう、朝なの!?」
あれから一晩中。
ルーは寝かせてくれなかったわけだ。
「お腹、空きましたか?」
「そうじゃないけど…」
耳が赤くなるのを感じる。
「なら、もう一回…」
「えっ、ちょっと待って!ねぇ…ねぇってばぁ」
『快楽に堕とす』の本当の意味を嫌と言うほど体で味わって。
指輪が出来あがるまでの数日間、寝室から1歩も出してもらえなかったのはまた別のお話。
Fin.
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