10年越しの想いが今 (Page 3)
敏感な部分が空気に晒され
「濡れてるね」
潤の熱のこもった声が聞こえたかと思うと、すぐに舌先で敏感な部分をチロチロと舐められた。
「あ、あ、あ、あ」
エッチが久々だったのもあり、先端への刺激にあっという間に達しそうになった。
潤はそれに気付いたのか、先端を口に含み一気に吸い上げた。
「い、やぁぁぁぁ」
強すぎる刺激に少し痛みを感じたがそれ以上に快感が勝った。
「はぁはぁ、え、ちょっと待って」
息を整えようと思っていたのに、潤は再び秘部を舐め始めた。
今度は先端ではなく、ナカに舌を入れるように入口を丹念に舐めている。
「ね、待って」
「ごめん、もう挿れていい?」
潤の切羽詰まった顔にキュンとしてしまい、うんと頷いた。
ゴムをつけるのに手間取っている潤が可愛くて、手を伸ばし、少しだけサポートした。
潤は準備のできたモノを私の中心にあてがい、ゆっくりとナカに侵入してきた。
潤は私の頭ごとギュッと抱きしめ、
「風花、全部入った。動いていい?」
抱きしめ返しながらうんと答えた。
しばらくは抱き合いながら、ゆっくりと奥を突くように動いていた。
奥まで入っている圧迫感が、いつの間にか快感に変わっていた。
気持ちよくなり、潤を逃がさない、もっと奥へ、と導くように脚を絡ませた。
お互い大きく口を開け、舌も絡ませながら、奥をグイグイと突かれ、全身が気持ち良さで満たされた。
「風花、ごめんもうイキそう、いい?」
潤の堪えている顔が愛しくなり、私から舌を伸ばして、潤に激しくキスをした。
「ごめん」
と言うと、潤は上半身を起こし、私の腰を浮かせるように両手で掴んだ。
今まで奥に入っていた潤のモノを、抜けるギリギリまで引き出し、再び奥まで入れる。
激しくはないがこの動きが何かのポイントに当たるようで、腰を持ち上げられたまま奥を突かれるとビクンと身体が反応する。
「これダメ、突き上げるのダメェ」
「はぁ、俺のが風花に出入りするの丸見え。すごいエッチ」
潤は私の言う事をまったく聞いていないようで、グチュグチュと水音を立てながら出入りしている光景をじっと見つめている。
「見ちゃダメ、もう突かないで」
と、言うと同時に大きな快感の波に襲われビクンと身体をしならせ、達してしまった。
「うっしまる」
潤も思い切り私の腰を引き寄せ抱え込むようにして達した。
ナカから引き出したゴムの中には大量の液体が収められていた。
「こんなに出たの初めて」
ゴムを片付けると隣に寝転がり寝ようとしている。
潤は思ったより経験少ないのかもな、と思いながら潤の隣で少し眠ることにした。
Fin.
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