イケメン上司に迫られて、心も身体もとろとろに

・作

会社の資料室へ行くと中から喘ぎ声が聞こえてきた。しかも一度ならず二度までも遭遇してしまった!業務中だと言うのに一体誰なんだ!確認しようと思った瞬間、部長に声を掛けられまさかの展開に。クールな部長の意外な一面を見て部長にどハマりしちゃいそう。

“あぁ、あん。いい”

資料室へ書類を取りに行くと、中からあからさまな喘ぎ声が聞こえてきた。

「もしかして、こういう場面初めて?」

動けなくなっている私に上司の宮崎部長が声をかけた。

当然である。

他人のセックスシーンに遭遇することなんて常識的にありえない。

驚きのあまり固まっていた私をその場から連れ出してくれたのが、直属の上司である宮崎部長だ。

*****

「追加で資料を頼もうと追いかけたんだけど、追加どころじゃないね」

リフレッシュルームのコーヒーを部長が渡してくれた。

「はぁ」

26年生きてきて初めての場面だし、そもそも私はそういう経験自体少ない。

呆然としている私は曖昧な返事をした。

「この後仕事できそうか?」

コーヒーを飲みながら声をかけてくれた。

イケメンだけど仕事は厳しくプライベートはナゾ、と女子社員の噂の的の宮崎部長。

「もう少ししたら戻ります。すみません」

「佐藤が謝ることはない、まぁ、普通驚くよな。私は先に戻っているから落ち着いたら戻っておいで」

「はい、ありがとうございます」

宮崎部長って怖いのかと思っていたけど、案外優しい人なんだな。

よし、今日はサッサと仕事終わらせて定時で帰ろう!

そう思ってデスクに戻り業務を再開した。

*****

そんなことがあった1週間後だ。

“あぁもっとぉ”

私は運悪くまた遭遇してしまった。

『またか。誰だろう』

興味本位でドアに近づいた。

「覗きか?」

「えっ!!」

驚いて大きな声が出た。

振り向くと宮崎部長だった。

“ガタガタ”

資料室から物音が聞こえた。

息をひそめるが中から出てきそうな雰囲気だ。

部長を見ると、人差し指を口元に立てて「シー」とやっている。

そのまま部長に手を引かれ、資料室と反対の会議室へ連れ込まれた。

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