スリリングシーサイド (Page 2)
パンッパン!危うく誰かに聞かれるのではないか、という濡れた肌のぶつかり合う音。
横を見れば海に遊びにきた観光客。
「あっあっ、きもちっ、い!だめっ!」
私は我慢できずに声を漏らしてしまう。
「もう、君って大胆だなぁ」
慶はそう言って笑うと、腰を振る速度はどんどんと増していく。
パンパンパンパンっ!パンパン!肌のぶつかり合う音。私の快楽はどんどんと増していき、絶頂が近づいてゆく。
バレないようにしなきゃ、と声を抑えつつも私の絶頂は間も無くだった。
「はあっ、はあっ、最高っ、だよ…ッ!俺も気持ちよく、なっちゃう、なッ…!」
「私も、いっしょっ…!」
恥ずかしさが強かったけど、今はもはや私の中では気持ちよくなりたいと言う気持ちが全てだった。
「いっ、イクっ、イクう、あああああああっ!」
「おらっ、バレるくらいの声、聞かせてくれよ…っ!!」
慶は快楽の声をあげ、そのまま達した。
私の中に直接、温かいものが注ぎ込まれるのを感じた。
私はその場にぐたり、と倒れ込む。全身が砂に受け止められる。
「はあっ、はあっ、さいっこう…」
私と彼は二人で、ありのままの姿で砂浜に横たわり、悦に浸るのであった。
Fin.
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