大好きなあなたの、見たことない顔が見たいの!

・作

私、椿(つばき)と幼馴染の悠(ゆう)は子供のころからずっと一緒だった。おしゃれが大好きでかわいい服で着飾るのが好きな私と、スポーツが得意でボーイッシュな悠はお互いの正反対の部分にひかれて、お付き合いをしていた。そんな私には心の中に秘めた思いがあった。

私の心の中にはずっと、隠している思いがある。

それは、カッコいい私の恋人である悠の見たことのない表情が見たいということだ。

彼女は、普段から落ち着いた性格でいつも私の我儘や、行きたいところに付き合ってくれた。

プレイの時も、いつも私が下で気持ちいい思いをさせてもらっていた。

けど。

「悠のかわいい顔!えっちなとこ!もっと見たーい!」

私は部屋でスマホ画面を見つめながら声を上げていた。そうして、ふと一つの計画を考えた。

「…そうだ!」私はピンと一つ閃いて、ホテルの予約ととあるものを購入するのだった。

*****

「えへへ、ごめんね。…その、悠と久しぶりに、したくなっちゃって…」

悠をホテルに呼び出して、そういうことをしたいと伝えた。

「椿が喜ぶならそれでいいよ」

そういつも通り、微笑みながら返してくる。予想通りだった。

私はシャワーも浴びていないのに、悠をベッドに押し倒した。

「…えっ!?」

悠は驚きのあまり、目を見開いてこちらを見ていた。

*****

「っちょ、っ、つばっき…ぃ!何…さっ…!」

彼女の下の口は初心者用のディルドをぱっくりと飲み込んでいた。

ローションを付けたこともあり、ディルドはするりと中に入っていく。

「んっ、あっ、んっ…!」少しずつ入ってくるだけでも、悠は聞いたこともないようなかわいい声を漏らしていた。

「じゃ、つけるね」

私はそういうと、まずは弱めの振動を与える。ヴィィィン、とモーターの音が部屋の中に響き渡っていた。

「きゃっあっああああっ!うっ、うごいてるっ…!つっ、つばきっ」

普段は味わうことのないその気持ちよさに、悠の声は震えていた。私の名前を途切れ途切れに呼ぶ声が可愛くて、思わず私は何度も体のあちこちに口づけをした。

私はこの日のために、初心者用のディルドとローターを購入しておいたのだ。

「…たまには、こういうのもいいかなって思って」

私が笑顔でそう返すと、かぁっと赤く顔を染める。悠のそんな顔を見るのは初めてだったので、私はゾクゾクとしてきた。

ヴィイイン、という音を鳴らしながら、ディルドは悠を責め続ける。

「上から眺めるのって案外気持ちいいかも…」

私はそう呟いて、今度はローターを取り出した。

「カッコいい、大好きな悠のかわいいところ、見せて?」

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